解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

The Knife Man The Extraordinary Life and Times of John Hunter. Father of Modem Surgery Wendy Moore:著 矢野真千子:訳 河出書房新社 2007/4/30初版、2011/1/30 2刷 定価3200円(税別) ※2013/8 河出文庫 定価1,375円(本体1,250円)

  • 第1章 御者の膝
  • 第2章 死人の腕
  • 第3章 墓泥棒の手
  • 第4章 妊婦の子宮
  • 第5章 教授の睾丸
  • 第6章 トカゲの尻尾
  • 第7章 煙突掃除夫の歯
  • 第8章 乙女の青痣
  • 第9章 外科医のペニス
  • 第10章 カンガルーの頭蓋骨
  • 第11章 電気魚の発電器官
  • 第12章 司祭の首
  • 第13章 巨人の骨
  • 第14章 詩人の足
  • 第15章 猿の頭蓋骨
  • 第16章 解剖学者の心臓

謝辞 年表 主要な出典 解説:山形浩生 訳者あとがき


ハンテリアン博物館

一時期、クローネンバーグが英国でTVシリーズ化の監督になるニュースがあったが、残念ながら没に。

Knifeman (2014)  結局、米国AMCで120分パイロット版1本が製作されているが、TVシリーズ化はキャンセルされていて、その後どう公開・放送されたのか不明。ロンドン、ヨークシャーで撮影されていて、キャストもけっこうな人数で大規模なプロジェクトらしいのに残念。DVDを探してみたが出てなさげ。いつか配信で観る機会があることを祈るばかり。

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著者あとがきでおすすめの本

「医学をきずいた人びと 名医の伝記と近代医学の歴史」シャーウィン・B・ヌーランド:著 曽田能宗:訳 河出書房新社(1991/10/1発売) 上巻第7章にハンター登場

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日本大学歯学部 偉人か悪魔か ジョン・ハンター 展 参考文献

「世にも奇妙な人体実験の歴史」 トレヴァー・ノートン:著 赤根洋子:訳 文藝春秋(2012/07発売)/ 文庫版(2016/11/10発売)1,133円 (税込)

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「解剖医ハンター」1~3巻 吉川良太郎:原作 黒釜ナオ:作画 徳間書店 1巻2009/11/13発売~

「決してマネしないでください。」(1)  蛇蔵 モーニングKC 2014/12/22発売

未読だけど漫画のネタにもなっていた。

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とにかく実在の人物がおもしろすぎるので、120分のパイロット版では時間が足りない気がする。時代からなにからすべて現代と違うので、当時の英国の社会状況から説明しないとせっかくのおもしろさがスポイルされてしまう気がする。

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