I’m Losing You(1998) 「TABOO タブー」フナイビデオ(2000)
脚本のBruce Wagner、初監督作のI’m Losing You(1998)は、ハリウッドで暮らす屈折した一家のブラック・コメディ。クローネンバーグがプロデューサーをひきうけたこともあって、邦題「TABOO タブー」(フナイビデオ)としてビデオ発売された。
- 2000年11月2日(木)ビデオで日本公開 発売・販売 エイチ アール エス フナイ株式会社
あらすじ~主人公は、現役TVプロデューサーとして活躍中のペリー(フランク・ランジェラ)60歳。癌と診断され、余命いくばくも無いと告知されてしまう。医者の容赦無い報告を一見クールに聞き流す彼には、妻と2人の「子供」がいた。一人は実の息子、売れない俳優(アンドリュー・マッカーシー)。もう一人は、弟の娘で今は養女となったレイチェル(ロザンナ・アークエット)。ハリウッドの一角で展開する、ちょっとヘビーで少~し滑稽な、ある家族の日常と非日常。
ハリウッドで暮らす芸能一家の話なので、いまとなっては元ネタかと思われるイメージもあるが、「マップ・トゥ・ザ・スターズ」のほうがキャラの濃度も毒も深く、容赦ない。
ワグナーは、カンヌ映画祭で出会ったRebecca De Mornayと1989~1990まで結婚していた。ジェイムズ・エルロイとも交流あり。