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2006年03月 アーカイブ

2006年03月07日

マルクスに誘われて


的場昭弘 亜紀書房
¥1,800+税 2006/2/25 第1版第1刷

1986年4月26日のチェルノブイリの惨事はソ連崩壊の序曲となったが、当時はそんなふうにはカケラも思わなかった。1989年11月9日ベルリンの壁が崩壊したときも、ソ連崩壊までは想像すらできなかった。
そんな時代状況はともかく、浪人から学生となった当時、マルクス、アルフレッド・シュッツメルロ・ポンティカール・ポパー、といった社会学、哲学系の本を乱読しまくった。マルクスその人の著作よりも、マルクス主義的@@@、@@@的マルクス主義といったたぐいの本を読んだほうが多かった。

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2006年03月09日

立喰師列伝


原作・脚本・監督 押井守

某社社内試写

TVアニメ版「うる星やつら」第122話「必殺!立ち食いウォーズ」でメガネ=押井・節が大暴走したエピソードは、当時(1984/2/8)ファンの間でも賛否両論の問題作だったw。メガネという監督の分身としか思えない演説キャラに、圧倒的好感を持っていたおれは、もちろん肯定派だった。
それから3年後の1987年2月7日に公開された「紅い眼鏡」で、なんと!もぐりの立ち食い蕎麦屋が描かれているのには驚かされた。「紅い眼鏡」で天本氏が演じたキャラクターは明らかにあの うる星やつら の問題エピソードに登場したキャラクターの実写版だったのだ!

さらにそれから19年後の2006年、立ち食いのプロは、ついに映画「立喰師列伝」として堂々と一本立ち、押井節が炸裂するのだ!

戦後擬似昭和史の中で語られる立喰師たちは、徹頭徹尾押井監督自身の自己言及だった。

まさに「説教」であり「自己批判」であい「総括」であり

なによりもすがすがしいまでに 私小説 だった。

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2006年03月12日

ニンテンドーDS Lite

11日午前中のはなし

ニンテンドーDS Lite を 娘 が欲しがる。
10日夜、某SNSのコミュニティを見ると、徹夜組が大量発生している模様。
徹夜したり並ぶのはヤダな~とかいいつつ寝る。
11日朝、さっそくほか某掲示板なども確認してみると比較的穴場っぽいと思われた有楽町のビックカメラもダメっぽいので、急遽ヤマダ電機を検索。自宅から自転車でいける店舗を発見。9時前ごろに、娘とでかける。が、店の前はあきらかに徹夜組とわかる人の列がすでに30人近く並んでいた。店の出入り口に貼られていた販売予定台数は、ぜんぜん足りんようすなのに…。

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2006年03月13日

シリアナ


2006/3/11
銀座

傑作。

前半、なんどか気を失ったけど、最後にびっくり。
脚色つうか、ほとんどオリジナルじゃん。
とはいえ、ベアの本を先に読んどいてよかった。

クリス・クーパー、ウィリアム・ハートらなじみの役者をぽろぽろ目撃。

バス男


Napoleon Dynamite
セルDVD ¥0(ほんとは¥890だけど100人目サービスで只w)

むちゃくちゃな邦題のおかげで
ナポレオン・ダイナマイト
という主人公のステキな名前がアレだが、
んなこたおいといても
いやあ、すげ~ワロタ。

オルタナ・オフ・ビート・コメディ。

傑作!

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太平洋奇跡の作戦 キスカ

HMVで発見!
がやっぱ高い!
¥5000弱は高いよ!

でツタヤへ。

おお!VHSだけどあるじゃん!
今、加入したら¥500分チケットもらえるし。
いいや、会員になっちまおう!

¥400分チケットを使用し、
¥20 でめでたくレンタル。

うううううん。実話かぁ…。

しかし「ジャーヘッド」や「シリアナ」の印象が強い今見ると
どうしても生ぬるく感じる…。

ううううううううん

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ナボコフ短編全集1


あ~ついに読んじゃった…。

おもしろかった…。

2巻は、もうすこしゆっくり・だいじに読もう。

2006年03月17日

The Proposition


Nick Cave and Warren Ellis
渋谷HMV ¥1,800+税

ニック・ケイブ脚本 映画のサントラ。

しぶい!

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2006年03月19日

マンダレイ


MANDERLAY
銀座シャンテ 06/03/19

…くだらない質問ばかりで、答えることは殆どない!
ラース・フォン・トリアー

アメリカ3部作の第2部。

ニコール・キッドマンがなんとなく苦手なために ドッグヴィル を未見(といいつつレンタル中)なのだが、午後一に東銀座で「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を見て盛り上がってしまったのでつい見てしまったw。

またまたものすごいオチに驚かされた!

<以下少々ネタバレDEATH>

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2006年03月25日

Lars Fon Trier Original soundtrack


SelmaSongs Bjork
全7曲


Breaking the Waves
全12曲


THE KINGDOM
[01]THE KINGDOM _ INTRO 2:06
[02]THE KINGDOM _ MAIN THEME 1:26


EUROPA
全14曲

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2006年03月26日

See No Evil, Hear No Evil


見ざる言わざる目撃者
監督:アーサー・ヒラー Arthur Hiller
出演:リチャード・プライヤー Richard Pryor
ジーン・ワイルダー Gene Wilder
ケビン・スペイシー Kevin Spacey
足の綺麗な犯人 Joan Severance
1989 レンタルVHS ¥420(一週間)

古いレンタル・ビデオのせいか、いいかげん画質がダメダメでしたが、それでも充分楽しめた。

目の見えないリチャード・プライヤーと、耳の聞こえないジーン・ワイルダーが、まぬけな殺人事件に巻き込まれるというドタバタ・コメディ。全編、あぶないギャグ炸裂のドタバタ・コメディ。2人とも自分の障害を認めたがらない屈折キャラなところが、さらに笑いを危険にしているw。

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2006年03月28日

猫のゆりかご


Cat's cradle
Kurt Vonnegut, Jr.
訳・伊藤典夫
ハヤカワ文庫 1979/7/31発行 1994/3/31十四刷
¥505+税(下北沢DRAMA ¥200)

目がまわる!目がまわる!目がまわる!
デ・カプリオの製作会社で映画化の噂あり。

若いときは、だんぜんディック派だった。ヴォネガットは、なんかのエッセイは読んだが、正直あまりぴんとこなかった。が、気がつけば、あれからもう二十年後の世界だ!四十歳越えてるよ、おれ…。

で、思ったよりも面白かった。
ボコノン教は魅力的だ。

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