LAコンフィデンシャルL. A. Confidential
暗黒のLA 第三部


2003/04/06


LAコンフィデンシャル

上巻
プロローグ 1950年2月21日
第一部 血塗られたクリスマス
ドキュメント 1952年
ドキュメント 1953年
第二部 ナイト・アウルの虐殺

下巻
ドキュメント1954年
ドキュメント1955年
ドキュメント1956年
ドキュメント1957年
第三部 内務調査課
ドキュメント1958年2月ー3月
第四部 目的地:死体保管所
ドキュメント1958年4月
第四部 去りにし者

なにもかもを犠牲にして、なんの意味もない栄光 ――
スティーヴ・エリクソン

◆「LAコンフィデンシャル」(文春文庫)より

エド、バド、ジャック、「ビッグ・ノーウェア」に続いて、またもや3人の男たちが死闘を繰り広げる傑作シリーズ第三弾。

卑怯者、暴力警官、ジャンキー警官…。主人公にあるまじき見事な歪みっぷりの3人のキャラクターたちが、より狡猾かつ強烈な悪役警官ダドリーと対決する。

中でも強烈なキャラクターが、卑怯者エド!「映画版」では「エリート志向でイヤミだけれども、実は正義感あふれる若手警官」としていかにもハリウッド流に単純化されてしまいました。

が、原作だと「第二時大戦で日本兵の死体相手に偽装工作をして英雄」となり、「まるごしの容疑者3人をブチ殺した」という、とんでもないエピソードが何度となく強調されるだけでなく、戦死した兄貴にどこまでもコンプレックスを抱き、元警官で実業家としても成功した父親に頭が上がらない…という、凄すぎるキャラクターなのです。普通なら、完全に悪役のキャラですがな。

エルロイの凄いところは、キャラクターと事件が、それ以外考えられないような濃い結びつきで展開するだけでなく、どんな糞野郎のキャラであっても、ついつい感情移入させられてしまうその情緒過剰な語り口…、もう天才業です。

とくに、エドのような屈折したキャラ描写にかけては、この後の作品でも、ずんずん深みを増していきます。


登場人物職・ほかキャスティング
エド・エクスリー第二時大戦の「英雄」、ショットガン・エディactor
Guy Pearce(LAC)
バド・ウェンデル・ホワイト女の味方

「礼を言っとくぜ、突き飛ばしてくれて」
actor
Russell Crowe(LAC)
ジャック・ヴィンセンズゴミ缶ジャック
悪徳警官ビッグV
actor
Kevin Spacey(LAC)
ダドリー・スミスLA市警殺人課警部補actor
James Cromwell(LAC)
エリス・ロウLA地方検事補actor
Ron Rifkin(LAC)
ウィリアム・H・パーカーLA市警本部長actor
***
ディック・ステンズランドバドの先輩
actor
Graham Beckel(LAC)
プレストン・エクスリーエドの父。
※映画では削除。
actor
***
レイ・ディータリング映画製作者、テーマ・パーク経営。

ポール(長男)
ダグラス(次男)
ビリー(三男)

※映画では削除。
actor
***
イネス・ソトレイプ事件被害者。
actor
Marisol Padilla Sanchez
リン・ブラッケン高級娼婦。actor
Kim Basinger
ミッキー・コーエンギャングのボスactor
Paul Guilfoyle (LAC)
ジョニー・ストンパナートミッキーの用心棒actor
Woody Harrelson
actor
Paul Guilfoyle(LAC)
シド・ハジェンズハッシュ−ハッシュ記者actor
Danny DeVito
ピアース・モアハウス・パチェット実業家・投資家
科学者
フラー・ダ・リ
actor
David Strathairn
テリー・ラックス医者actor
***
デイヴィ・ゴールドマンミッキーの財政顧問actor
***
シュガー・レイ・コーツ
リロイ・フォンテイン
タイロン・ジョーンズ
レイプ犯actor
Jeremiah Birkett
Salim Grant
Karreem Washington
ローレン・アサートンフランケンシュタイン博士actor
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アート・デ・スペイン忠実な副官actor
***
エイブラハム・ティートルバウム(44)actor
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リー・ピーター・ヴァクス(44)actor
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バート・アーサー・デュース・パーキンズナイトクラブ歌手actor
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デルバート・デューク・キャスカート**actor
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ディーン・ヴァン・ゲルダー**actor
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エングルクリング兄弟**actor
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***actor
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***actor
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Ellroyactor
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