■ (画像up:2002/02/04) |
毛蟹茶 毛蟹と茶… その異質な単語の豪快な並びは、まるで安易な想像や矮小な揶揄を頑として弾き飛ばすかのような豪胆さを醸し出す。 そこにあるのは、ある種突き抜けた清々とした爽快感だ。 毛蟹と茶。 湯を沸かすその時間、それは戦慄とも似た錯覚と緊張の一時であるやもしれない。 しかしながら、実際にその茶を飲んだその刹那、わたし=あなたは、まさに想像すらできなかった、そのすがすがしい喉ごしと味わいに、己が想像力の貧困さと、自らの不明を恥じることになるだろう。 その驚きと味わいは、未だ出会わざる明日の友を想わせる。 その旨みの深さは、吾が人生の羅針盤となるべき真実を垣間見せてくれるかのようだ。 嗚呼、毛蟹茶。毛蟹茶のような「ひと」でありたいものだ。 ほんとの由来… |