into thin air
2001/08/16
■本
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「空へ」文藝春秋社 単行本・文庫
「デス・ゾーン」角川書店 単行本・文庫
この2冊の本は、併読する必要がある。
2冊ともに、同じエベレスト大遭難事故の実録ルポである。
頂上を競った2大営業登山チーム、スコット・フィッシャー隊とロブ・ホール隊。
「空へ」を読んだ直後に感じた、ロシアの登山家ブクレーエフへの印象は、当の本人のインタビューがメインとなって構成されたもう一冊の本「デス・ゾーン」を読むことで、まったく変わってしまう。
まるで、黒沢監督「羅生門」の世界である。
が、結論はひとつ。
自己責任。
これがすべてだ。山に弁明は通用しない。
代償は命。すべての結果は自己責任だ。
ブクレーエフの行動は間違ってはいない。
そう思う。
■DVD
「INTO THIN AIR」
ジョン・クラカワーのベストセラーのテレビ・ドラマ化作品。
米国ではDVDで発売中。日本ではビデオ発売?
米国版、買って、部分見ました。さすがに特撮はバーティカル・リミットには及ばないが、事実の再現だけに、単純なシーンにいちいち複雑な思いが・・・
■アイマックス
「エベレスト」
日本でもアイマックス・シアターで公開。