eXistenZ level:06
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あなたはついに 「eXistenZ」 を
ダウンロードされました。

あなたがこれからしなければいけない
=既にダウンロードされている「ゲーム」は
繰り返し説明された通りです。

あなたは
「ゲーム」の
「ルール」と
「目的」を
認識しなければ
なりません。

あなたが参加している「ゲーム」は
ゲームを「進行」させなければ
「ルール」も「目的」も
理解することはできません。
結果として
あなたには「ゲーム」を進行させる他
「ゲーム」を理解する手段はないのです。

しかしあなたは
「ゲーム」を進行させるために
期待されている「ゲーム・キャラクター」に
過剰に適応してしまった場合、
非人道的な行動を喜ぶ「殺人者」として
「ゲームデザイナー」に利用される可能性
に注意しなければなりません。

   <具体例>
   ウィリアム・デフォー演じるガスは、
   「ゲーム・キャラクター」をあまりに見事に「演じてしまった」結果、
   「ゲーム」の単なる駒になってしまいました。
   ジュード・ロウが演じるピッケルも
   「ゲーム」の前半こそ「ゲーム・キャラクター」を
   対象化して、単なる「駒」になることを逃れていましたが、
   「ゲーム」にのみこまれた後半は
   「ゲーム・キャラクター」として「殺されて」しまい、
   ついにはガスと同じ「殺し屋」として
   「ゲーム・キャラクター」化してしまいます。

<1―1>
あなたは、まず
「ゲーム・デザイナー」の存在を
イメージする必要があります。
「ゲーム・デザイナー」の特徴は
説明済みです。

<「ゲーム世界」の「デザイン」をすることで
他者に「崇拝される」こともあれば
別の「ゲーム」を「デザイン」する
ライバル会社の「敵」にもなってしまう
可能性がある人です。>

<1―2>
「ゲーム」を効率良く展開させるには
「デザインされた世界」を分かりやすくモデル化した
「メディア」や「作品」を参照することも
「ゲーム」の理解の助けになります。

<1―3>
「ゲーム」そのものではなく
「メディア」自体に「罠」を
仕掛けられる可能性がある
ことにも注意しましょう。

<1―4>
「メディア」はオフィシャルに入手
する方が「安心」ですが、
アンダーグラウンドに入手することも
可能です。
ただし非合法には「危険」がつきものですが
場合によってはオフィシャルな「メディア」の隠された本質を
はっきりと身をもって確認することができます。

<2―1>
あなたがダウンロードされている
「ゲーム」が正しくプログラムされているかを
確認するためには
「信頼できる他者」と行動しなければ
なりません。
最低レベルでの客観性の検証は
最低でも「他者」を一人必要とします。

<2―2>
「ゲームをデザインしたからといって、
ゲームの考案者が、
必ずそのゲームの勝利者と
なるわけではありません」

<3―1>
「ゲーム」の「目的」を
「ゲーム・デザイナー」の抹殺
にする選択肢は
たいてい失敗します。

もしも
「ゲーム・デザイナー」を
抹殺する選択肢に
成功した場合は、
あなたは他の参加メンバーの
信用を失います。
その結果、
あなたは他の参加者から
「ゲーム・キャラクター」として
非人間的な扱いを受けるでしょう。


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