2005 A History of Violence (01)2004年4月~(25)2006年3月日本公開までの記録
(01)日時: 2004年09月23日 22:49
Vince Locke と John Wagner の comic を映画化。
Ed Harris、Ashton Holmes、William Hurt、Sumela Kay、そしてやや地味ながらも指輪でブレイクした Viggo Mortensen が主演らしい。音楽 Howard Shore / 撮影 Peter Suschitzky / 編集 Ronald Sanders / 美術 Carol Spier 、いつものクルーに期待大!
(02)日時: 2005年04月01日 01:08
Official Logo Art
ニューライン・シネマのサイトからダウンロードできます。
※2006年時点公開終了
英米では2005年9月30日公開予定。
(03)日時: 2005年04月22日 12:24
The 58th Cannes Film Festival 第58回カンヌ映画祭 5月11日~25日 開催
A HISTORY OF VIOLENCE が、コンペ部門で登場。1時間30分。審査委員長はエミール・クストリッツァ監督。デビュー作から一貫して政治の暴力にこだわるクストリッツァ監督が、クローネンバーグの「暴力」をどう評価するのか、興味深い。
残念ながら、カンヌ映画祭ではクローネンバーグ作品は、無冠に終わった。パルムドールは、リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ兄弟の「ザ・チャイルド」。1999年の第52回カンヌ国際映画祭パルムドールは、クローネンバーグが審査委員長だったが、ダルデンヌ兄弟の「ロゼッタ」が受賞した。
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第58回カンヌ国際映画祭
パルムドール 「ザ・チャイルド」リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ兄弟
グランプリ 審査員特別大賞 「ブロークン・フラワーズ」ジム・ジャームッシュ監督
「ある視点」賞 「ラザレスク氏の死」 クリスティ・プイウ監督
友愛賞 「フィルムマン」 アラン・キャバリエ監督
希望賞 「デルウェンデ」 S・ピエール・ヤメオゴ監督
監督賞 ミハエル・ハネケ監督「ヒドゥン」
男優賞 トミー・リー・ジョーンズ「メルキアデス・エストラーダの3回の埋葬」
女優賞 ハンナ・ラズロ「フリー・ゾーン」
国際批評家連盟賞 「こぶしが泣く」 リュ・スンワン監督、「HIDDEN」 ミヒャエル・ハネケ監督、「SANGRE」 アマト・エスカランテ監督
(04)日時: 2005年04月22日 12:59
いつのまにか、オフィシャル・サイト公開してまんがな。まだ coming soon 1ページのみだがカンヌ映画祭が終わる頃には、何らかの情報がUPされるだろう。とりあえず New Line Cinema のメーリングリストに登録する。 ※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(05)日時: 2005年05月17日 12:36
A History of Violence トレイラー うわあわ!ついに見ちゃった予告編。カンヌのサイトで試聴可。
A HISTORY OF VIOLENCE 16日に2回、17日に1回上映される。
<以下 トレーラーあらすじ>
小さな平和な町。ある日、事件が起こる。レストランに二人組みの強盗が押し入る。レストランで働くトム(V・モーテンセン)は、強盗を返り討ちに・・・。トムは一躍町のヒーローとなった。そんなトムのもとへ、不気味な男(E・ハリス)が訪れる。男はトムを、ジョーイと呼びかける・・・?!トムはいったい何者なのか?!
かつてなかったミステリー路線の展開が、期待を煽る。ひょっとして、かつて没になった「トータル・リコール」のクローネンバーグ・バージョンなのだろうか?そんな妄想も刺激してくれる期待作だ。ケンカ好きなトリアーも参戦しているので、賞取りレースには期待薄ぽいが、王道スリラーぽい雰囲気は、商業的にヒット作になる予感が!・・・ってファンの贔屓目ですかね。
(06)日時: 2005年05月21日 18:59
カンヌ映画祭中に更新された。以下、サイトは 2005/5/21時点での基本メニューは2つ。
watch the clip
レストランで働くトムの元(V・モーテンセン)へ、サングラス姿の男(E・ハリス)が現れるシーン1分弱が見られる。トレーラーでも使われていた箇所だ。
about the film
Synopsis、Cast、Filmmakersと基本情報がテキストで見られる。
以上、まだまだ仮UPな印象だが、正統派スリラーな不安をあおる単調なBGMがイイ感じ。※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(07)日時: 2005年07月01日 12:03
いつのまにかトレーラーが追加。&監督への質問受付フォームが登場。
※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(08)日時: 2005年08月28日 22:03
ついにmacの予告編サイトに登場&ポスター目撃!興奮してオフィシャル・サイトを確認すると、いつのまにか更新されていて、ポスターもダウンロードできるではないか!BGMも長めの曲に変っていた。
gallery、downloads、video blog
メニューに3つ追加
※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(09)日時: 2005年08月28日 23:13
historyofviolence blog がUP!カンヌでの監督行状動画が4本、見られます。(2005/8/28 時点)
※該当記事は削除済(2024時点)
(10)
9月23日、いよいよ米国でも一般公開直前、サイトも最終段階に。
原作のグラフィックノベルも冒頭数ページを確認できます。
※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(11)日時: 2005年10月03日 22:35
U.S.A. Weekend Box-Office Summary
A HISTORY OF VIOLENCE
全米初登場 $8.20M で4位
9月23日(金)公開、30日まで7日間集計での成績。
おそらくスクリーン数は増えているのだろうがスクリーン数は1,340、単館系ぽいノリ(Flightplanは3,424)からすると大健闘ではないか?
ちなみに初登場の週週末は
$515,992 (USA) (25 September 2005) (14 Screens)
Spider
$189,350 (USA) (2 March 2003) (27 Screens)
と比較すると、さすがに好調。
THE FLY は、
初登場時 $7,007,423 (USA) (17 August 1986) (1,195 Screens)
総計で $37,585,252 (USA) だった。
公開規模を考えるとザ・フライより好調ぽいが、
単館系と拡大ロードショーの比較してもしょうがない。
何週、10位内でがんばれるかがあれだが、とにかくこのままヒット祈願!
U.S.A. 30 September 2005 (Sunday Estimates)
Rank Weekend/Gross Title
1. $15.0M $46.1M Flightplan (2005) J・フォスター主演スリラー
2. $10.1M $10.1M Serenity (2005) SF
3. $9.76M $32.9M Corpse Bride (2005) T・バートン監督作
4. $8.20M $8.97M A History of Violence (2005)
5. $7.00M $7.00M Into the Blue (2005) J・アルバ主演アクション?
6. $4.40M $68.5M Just Like Heaven (2005) ロマコメ
7. $4.40M $68.5M The Exorcism of Emily Rose (2005) ホラー
8. $4.03M $12.7M Roll Bounce (2005) コメディ
9. $3.75M $3.75M The Greatest Game Ever Played (2005) B・パクストン監督作
10. $3.10M $101M The 40 Year Old Virgin (2005) 大ヒットコメディ
Corpse Bride はオープニング5 Screensから1週間後には3,204 Screensに拡大ロードショーしている。
※ 数字はすべて imdb からのデータです。
(12)
USA Weekend Box-Office Summary Vol.2
A HISTORY OF VIOLENCE
全米初登場から2週目で9位3週目で9位。3週目4週目もTOP10でふんばれるか・・・がんばってくれ~
USA Weekend Box-Office Summary
7 October 2005
Rank Weekend/Gross Title
1. $16.0M $16.0M Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit (2005)
2. $10.8M $60.9M Flightplan (2005)
3. $10.0M $10.0M In Her Shoes (2005)
4. $08.7M $08.7M Two for the Money (2005)
5. $07.52M $07.52M The Gospel (2005)
6. $06.51M $42.10M Corpse Bride (2005)
7. $06.02M $06.02M Waiting… (2005/I)
8. $05.35M $18.00M Serenity (2005)
9. $05.07M $16.60M A History of Violence (2005)
10. $04.83M $13.90M Into the Blue (2005)
※ 数字はすべて imdb からのデータです。
(13)日時: 2005年10月18日 01:07
USA Weekend Box-Office Summary Vol.3
A HISTORY OF VIOLENCE
おお!4週目も8位をキープ。1,348スクリーン。
ちなみに英国のチャートでは、
09/30付け 1週目 2位 345スクリーン £1,135,345 (週末平均£3,290)
10/07付け 2週目 4位 349スクリーン £2,388,828 (週末平均£1,905)
10/14付け 3週目 8位 252スクリーン £3,126,933 (週末平均£1,435)
14 October 2005 (Sunday Estimates)
Rank Weekend/Gross Title
1. $12.2M $12.2M The Fog (2005)
2. $11.7M $33.3M Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit (2005)
3. $11.0M $11.0M Elizabethtown (2005)
4. $6.47M $70.8M Flightplan (2005)
5. $6.10M $20.1M In Her Shoes (2005)
6. $4.67M $4.67M Domino (2005)
7. $4.60M $16.5M Two for the Money (2005)
8. $3.60M $22.4M A History of Violence (2005)
9. $3.46M $47.7M Corpse Bride (2005)
10. $3.2M $12.2M The Gospel (2005)
※ 数字はすべて imdb からのデータです。
(14)
USA Weekend Box-Office Summary Vol.4
おお!5週目も9位をキープ。
imdbによると製作費が$32,000,000(約37億円)らしい。米5週目と英4週目を足してだいたい回収したっぽい。
他国分とあと何週かの上映期間とDVDの売り上げを考えると成功!・・・したことになるのだろが、大成功と言いきってよいのかどうか・・・よくわからん。
USA Weekend Box-Office Summary
21 October 2005 (Sunday Estimates)
Rank Weekend Gross Title
1. $15.4M $15.4M Doom (2005)
2. $09.3M $09.3M Dreamer: Inspired by a True Story (2005)
3. $08.7M $44.1M Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit (2005)
4. $07.3M $21.5M The Fog (2005)
5. $6.47M $6.47M North Country (2005)
6. $5.72M $19.0M Elizabethtown (2005)
7. $4.71M $77.3M Flightplan (2005)
8. $03.9M $26.2M In Her Shoes (2005)
9. $02.7M $26.3M A History of Violence (2005)
10. $2.4M $20.7M Two for the Money (2005)
(15)
2005年12月13日 12:51A History of Violence 2006年3月日本公開
『A History of Violence(原題)』
2006年3月、<東劇>他全国ロードショー
配給:ムービーアイ
(16)日時: 2005年12月16日 23:49
カナダ大使館にて内覧試写会 鑑賞。渋い。予想外に渋かった。
2006年3月11日(土)より、東劇他にて全国ロードショー!
www.HOV.jp
2005/12/16 時点では何もUPされていません。
提供:ムービーアイ エンタテインメント+博報堂DYメディアパートナーズ
協力:日活 後援:カナダ大使館 宣伝協力:ミラクルヴォイス
配給:ムービーアイ グラフィック・ノベル:小学館プロダクション
まるでクローネンバーグ監督の映画に出てきそうなカナダ大使館の金髪女性が、あいさつ。本編1時間36分
※ブログ投稿時にヴィゴファンの方々にサイト史上最大規模のコメントをもらい、感動した思い出あり。その節はありがとうございました( ^)o(^ )
(17)日時: 2005年12月29日 02:04
いつのまにか開設されていたが、まだTOPページ+1ページだけ。
review、introduction、story
とリンク先の3箇所はすべて同じ1ページの別アンカーに飛ぶだけというシンプルな構成。
邦題も「ヒストリー・オブ・バイオレンス 愛と暴力の対立」となったようだ。サブタイトルの 愛と暴力の対立・・・って それはちょっと違うと思う。少なくとも「の対立」は不要だ。
ヒストリー・オブ・バイオレンス 特殊相対性暴力理論
ヒストリー・オブ・バイオレンス 暴力と時空
ヒストリー・オブ・バイオレンス 生と死
ヒストリー・オブ・バイオレンス 生存の迷宮
とか、とか!いろいろ考えられるのになぜ「愛と暴力の対立」なんて・・・
(以下略) ※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(18)日時: 2005年12月31日 22:53
vfxblog Blogging the world of visual effects in films
googleでimage検索してたら発見。ヒストリー・オブ・バイオレンスの地味だが効果的なエフェクトを紹介している。ちょいネタバレではあるが、おもしろい。 ※該当記事は削除済(2024年時点)
(19)日時: 2006年01月22日 00:00
おお!両面カラー!本年度アカデミー賞最有力!
ゴールデン・グローブ賞 作品賞・主演女優賞ノミネート!という、クローネンバーグらしからぬキャッチが目を引くチラシ。ゴールデン・グローブ賞は受賞できませんでしたが、主なところでも・・・
Toronto Film Critics Association Awards
Best Director David Cronenberg
Best Canadian Film, Best Picture
New York Film Critics Circle Awards
Best Supporting Actor William Hurt
Best Supporting Actress Maria Bello
Los Angeles Film Critics Association Awards
Best Supporting Actor William Hurt
Chicago Film Critics Association Awards
Best Director David Cronenberg
Best Supporting Actress Maria Bello
と批評家ウケは好調です。
裏ではまたまた 本年度アカデミー賞最有力!全米・カンヌ映画祭大絶賛というクローネンバーグらしくないキャッチが目をひきますが、それはそれとしてヒット祈願!たしかに賞とるだけあって、ウィリアム・ハートは強烈なキャラでした。
(20)日時: 2006年01月28日 19:06
日本版サイトもTOPをフラッシュ動画に、メニューも増えてリニューアル!(06/01/26)公式ページらしくなりましたが、まだ
NEWS
ABOUT THIS FILM
TRAILER
の3コンテンツだけUPされている状態。携帯サイトもあるようですが、プレゼントやキャンペーンって何するつもりだろう?※サイトは閉鎖済(2024年時点)
(21)日時: 2006年01月30日 01:01
なにげに本国サイトをひさしぶりに見たら、
Available on DVD MARCH 14
の表記が右肩に追加されていた。日本公開の3日後じゃん!
(22)2006年02月25日 00:05
ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ来日
2006年2月22日来日プロモーション。
23日はカナダ大使館で、記者会見。
25日には、地上波の情報番組「王様のブランチ」に生出演予定。
監督が来なかったのが、つくづく残念。
(23)日時: 2006年02月25日 12:28
王様のブランチ
2006/2/25 11:10前後、ヴィゴ・モーテンセンが通訳さんと登場。マリア・ベロは登場せず。映画は、スリラーとして紹介される。エド・ハリスやウィリアム・ハートら演技派の俳優が共演。ヴィゴが演じる謎の男の正体は?!原作コミックもとりあげられ、アカデミー脚色賞候補!…といったかんじで思った以上に時間もたっぷり。しっかりと映画の宣伝になっていたのだが…、番組も進行し、ヴィゴがスタジオの連中に気をつかって、クイズを出した。「さて、監督はどこの国の人でしょう?」~沈黙。?なぜ?だれもこたえんのだ?はぁ?~沈黙。え?なに、こいつらまじで誰も知らんのか???~沈黙。たまりかねたヴィゴがヒントを出す。「North America の国ですよ」~沈黙。はああああああ?????????!え?いま、誰かメキシコとか言ったか?なに?おれの空耳??え??~沈黙?!ぐえええええええええええええええええええええええええええええええ!やっと誰かが「カナダ」と答えた。おそい!!!!
(24)時: 2006年03月11日 23:37
2006/3/11 公開初日。東劇。
大人の事情で鑑賞はできなかったが、劇場前まで足を運び、パンフ(なんと豪華なハードカバーで¥1000!)を買った。劇場入り口には、ヴィゴ・モーテンセンと記念写真がとれるように、セッティングされてました。
(25)日時: 2006年03月18日 23:45
東劇で鑑賞。なんと、入り口でヴィゴとマリアのスチルを配ってました。しかも大ヒット御礼!の文字つき!まじですか?たしかに某「キング・コング」や「ジャー・ヘッド」よりはけっこう客入ってたけど…。出るときには、なぜか新製品カフェオレの試供品も配ってました。どっちもヴィゴ・ファン(F1?)狙いとみたが、客層は意外にも年配客が目立った。歌舞伎座も近いし、東銀座ってロケーションのせいなのだろうか?
2度目だと、いろいろ気がついてますますおもしろかった。最後のカットはやっぱりすごいや。しかし、このご時世、ボカシやフィルムを暗く焼いたりする処理が必要あるのか?試写会のときはあんな無粋な処理してなかったのに!DVD日本盤なんか買わねえぞ!(…といいつつその後買ってしまう)
(26)日時: 2006年09月07日 23:23
作品タイトルのロゴが、やや「バイオレンス(=アクション)」寄りに修正されてるところが細かい。※2006/9/13まで貼られていた。14日朝には近日公開予定の別映画ポスターに替わっていた。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は、クローネンバーグ監督の新境地開拓となっただけでなく、商業的にも大成功、ヴィゴ・モーテンセンという盟友も得るフィルモグラフィーの中でも重要な傑作になった。
2024/9/21:再構成・記