The Shape of RAGE

「The Shape of Rage」は、「ザ・ブルード　怒りのメタファー　THE BROOD」(1979)に登場したラグラン博士の著書。1983年、同名のクローネンバーグ研究本が出版される。

The Shape of rage: The films of David Cronenberg　by Piers Handling　Academy Of Canadian Cinema　(1983/1/1)

しばらくの期間、クローネンバーグ本といえばこれだった。

クローネンバーグ監督は活字・動画問わず、インタビューでは饒舌。2024年現在、映画祭や映画公開時のインタビュー、宣伝用素材等々、検索すればYouTubeなどに多くのものが公開されている。フィジカルメディアのコメンタリーでもよく登場する。

70年代初期のエロ・グロ路線から、80年代以降の文学・舞台劇映画化、オリジナルから依頼されて映画化したものまで、毎回挑戦的な映画を撮っていることもあってか、雑誌のインタビューは無論、研究書も世界各国で多数存在する。

これでも一部。もちろん英語圏以外の仏・独・西・伊ほか世界中でも人気監督だ。評論、批評だけでなく、インスパイアされた小説、コミック等も多数ある。