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謀殺下山事件

矢田喜美雄 新風舎文庫 本体790円+税
2004/03/05 初版第1刷発行
1973年7月、講談社より刊行
1985年6月、講談社文庫として刊行


下山事件 シモヤマ・ケース を読んだことから、某友人が某所にて買って来てくれた。
解説の和多田進の駄文は、本著にまったくふさわしからぬ低レベルで呆然。

それはそれとして、これだけの周辺情報がありながら「未だ真相が明らかじゃない」といわねばならないのはどういうことだろう?ケネディの暗殺がオズワルドの単独犯だと思うアメリカ人と、下山総裁が自殺だと思う日本人は同質だと思うが、世の中では多数派なんだろうか?操作される側の大衆がどう考えようが(多数派だろうが少数派だろうが)、生き残る歴史は、事実と関係ないだけなのか。
誘拐・殺害・死体運搬のグループの当事者(!)と思われる何人かにインタビューしてるのに、「未だ真相が明らかじゃない」といわねばならんのは、犯人も黒幕も明快でない以上その通りなんだけど、歯がゆいというか口惜しいというかなんというか・・・。

むうう、次は松本清張を読むのだ。

※ 表紙を何度スキャンしても、モアレぽいノイズが出るなあ・・・て、よく見たら下山油がデザインされていたのだった!

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2004年12月26日 23:47に投稿されたエントリーのページです。

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