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元気なぼくらの元気なおもちゃ


Tough, Tough Toys for Tough, Tough Boys
Will Self
安原和見 訳
河出書房新社 ¥1,900+税

全8編・短編集。

人は無意識のうちにいつも同じ枠組みにあてはめてものごとを見ているものだ。その枠組みが揺らぐ感覚を味合わせたい ――― ウィル・セイフ

洒落た悪ふざけか、洗練された悪趣味か?

帯のコピーが素晴らしすぎる。これで買わないわきゃないw。
表題作よりも、短編集の冒頭と結末の2編が印象深い。
特に「ザ・ノンス・プライズ」のラスト1行には思わず笑ってしまった。
まるで傑作TVドラマ「OZ/オズ」の1エピソードのようだった。

リッツ・ホテルよりでっかいクラック
虫の園
ヨーロッパに捧げる物語
やっぱりデイヴ
愛情と共感
元気なぼくらの元気なおもちゃ
ボルボ760ターボの設計上の欠陥について
ザ・ノンス・プライズ

訳者あとがき

ウィル・セイフの他作も読みたくなる。

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2006年06月07日 01:08に投稿されたエントリーのページです。

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