« 切腹 | メイン | test »

ロリータ


ウラジミール・ナボコフ
若島正 訳
新潮社:¥2,800+税
2005/11/30 発行

なんだこりゃ!
ラストはまるでジム・トンプソンかエルロイかと思えるほど
狂った展開になっちまうのだった!
想像したよりずっと凶悪な小説だった。
おもしろかった。
またいつか再読しよう。

読んでいてナボコフ研究者の論争となった「3日のずれ」には、とうぜんのことながらwまったく気づかなかった。とはいえ、ラストはまるでインテリなエルロイみたいだなあとか思いながら読んでいたため、訳者あとがきで紹介されている「修正派」の解釈はごく自然に納得できたのだった。

ハンバート・ハンバートは、どう読んでも「信頼できない語り手」だもんな。

ナボコフおもろいです。つか、極悪ですよ、極悪w

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://pop270.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/398

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2006年07月03日 23:16に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「切腹」です。

次の投稿は「test」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type