あらすじ
ロニー(William Smith)は、「幸運の男」の名を持つ人気ドライバー。ロニーの戦場は、400メートルという短距離をいかに高速で走り抜けるかというドラッグ・カー・レースだ。ロニーは「ファスコ」チームに所属しているが、「ファスコ」のオーナーとは衝突気味だった。ある日、ついにオーナーと激突してしまったロニーは、チームからはずされてしまう。
91分
クローネンバーグのファイヤーボール
(ビデオのみ発売:廃盤)
レース業界を舞台にしたフツーのドラマ。
プレイメイトClaudia Jenningsの遺作。
撮影は Mark Irwin だし Nicholas Campbell も出演しているものの、SF・内臓系テイストは一切無し。でもちゃんと「陰謀」は入ってます。
ビデオを見た当時は、フィルモ・グラフィーの中でも異色な印象でしたが「クラッシュ」を見た現在(2004年)はそんなに違和感無いです。
※いつのまにか米国ではDVDが!
しかも限定二枚組バージョンは、Stereo と Crimes of the Future のおまけ付!!!
■2005/4/25 追記
MASA氏コレクションより ビデオ・ジャケット(画像ありがとうございます)。
ジャケット細部を見ると、販売担当者の苦労が窺えて面白い。
SUPER CHARGED MOVIE 壮絶なカーチェイス&バイオレンスと知的感性の世界!!
アクション映画として売るには、地味すぎるし、メイン・ターゲットのクローネンバーグ・ファン(=当時はSFホラー・ファンが99%)には内容的にアピール・ゼロ!
となると、フツーにアクション路線で売るしかないわけだが、アクション映画というよりもドラッグ・レースが舞台の人間ドラマだから、どうしても無理やり加減がバレバレ!バイオレンスって、あのケンカのシーンのことだろうか?w