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イグジステンズ

[ 1999 eXistenZ , film ]


eXistenZ

あらすじ
バーチャル・リアリティ・ゲーム「eXistenZ」を開発したハイテク企業アンテナ・リサーチ社。そこに勤める人気コンピュータ・プログラマー アレグラ Allegra Geller(Jennifer Jason Leigh)は、まったく新しいテクノロジーを採用したゲーム「eXistenZ」の新作発表会で、自らデモをおこなおうとしていた。会場の入り口では、警備員のテッド・パイクル(Jude Law)が、デモ機の違法コピー対策として入場者の持ち物検査をおこなっている。いよいよゲーム「eXistenZ」が始まったとき、一人の若者が立ち上がった!アレグラに死を!叫ぶ男の手には、骨と肉でできた奇怪な銃があった。

97分

What's so special about the speial ?

完全ネタバレ

eXistenZ
完全インストール・マニュアル
Version1.03(2000/08/27)

Version1.02(2000/06/14)
Version1.01(2000/06/06)

以下のテキストは、映画公開以前(=未見時)のメモです________

「バーチャルもの」といえば「NIRVANA」は舞台設定のわりにはぜんぜんサイバーじゃなかったし、イタリアンな浪花節情緒が過剰気味だった。99年夏公開の「MATRIX」は期待はずれのアメリカンなお子様ランチだった。
ちょっと古いけど「フリージャック」のラスト、アンソニー・ホプキンスとエミリオ・エステベスの一騎討ちには、ストレートなバーチャルっぽさに(+ディック風味)感動したけどなあ。
あと、隠れた「バーチャル」ものの傑作といえば「ディスクロージャー」!デミ・ムーア・アバターのシーンを忘れちゃいかんわな!それに「セクシャル・ハラスメントの本質はセックスじゃなくて権力の暴力よ!(って意味だったと記憶してます)」って鋭いテーマが提示されたにもかかわらず、世間はちっとも理解してくれなかったすね。もともと奥深い意味を持っていたはずの言葉が、当初持ってたはずの深みや批評性を欠落させて、薄っぺらな意味に貶められて世間に定着してしまうという哀しい具体例ではないでしょうか?
....2000/02/12

David.Cronenberg 監督、久々のオリジナル脚本兼監督の最新作。1999年春北米公開。日本公開は当初99年秋予定だったが、2000年春に予定変更。(2000/02時点:一部でついに試写会開始!)
タイトル・ストーリーともに、中期傑作の「 videodrome 」「 scanners 」を連想させる作品だが、「 naked lunch 」や「 crash 」を経た cronenberg が、いかにもかつてのSF系作品を思わせるテーマをどう料理するのか、期待大である。

スタッフは、ほとんど、いつもの cronenberg 組。
撮影Ph : Peter Suschitzky、美術Prod des : CarolSpier、衣装Cos des : Denise Cronenberg、編集Ed : Ron Sanders、音楽Mus : HowardShore。出演は、Jennifer Jason Leigh、Jude Law、Willem Dafoe、Ian Holm、ほか

....1998/11/01....1999/06/05....1999/09/05

竹書房よりノベライズあり

About

2004年09月23日 23:03に投稿されたエントリーのページです。

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