クリストファー・ウォーケン
俳優
デッド・ゾーン
Johnny Smith 主人公ジョニー・スミス
思わぬ交通事故の結果、恋人も職も何もかも失う。
が、望んでもいなかった超能力を得る。
男はこれっぽっちもほしくなかった超能力のせいで幻視した「ビジョン」のため、孤独な暗殺者と化してしまう!
おそらくクローネンバーグ作品に馴染みの無い観客には
単純に悲劇のヒーローにしか見えないかもしれないが
物語の構造は、謎の幻覚信号に翻弄される男のヴィデオドロームや
最新ロール・プレイング・ゲームで暗殺者と化す男が主人公な「イグジステンツ」と
ほとんど同じだったりする。
そういう意味では、同じ「暗殺者」シリーズの中でも、
前向きに(容易に感情移入できる)テロリスト気分に浸れる
=いつのまにかテロリストに同化できる!という
情感たっぷりで危険な逸品である。
それもこれも、主役ウォーケンの「表情」あってこその情感だ。
デッド・ゾーンの冒頭、スミス先生は、スリーピー・ホロウを朗読するが
その十数年後、ウォーケンは自ら首なし騎士を演じることになる。
■ほかの作品
Sleepy Hollow (1999)
Blast from the Past (1999)
The Funeral (1996)
Search and Destroy (1995)
Pulp Fiction (1994)
Batman Returns (1992)
King of New York (1990)
At Close Range (1986)
Brainstorm (1983)
Who Am I This Time? (1982) (TV)
The Dogs of War (1981)
Heaven's Gate (1980)
The Deer Hunter (1978)
Roseland (1977)
Annie Hall (1977)
Next Stop, Greenwich Village (1976)
ほか多数