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日常恐怖劇場

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2004年5月22日土曜午後、
井の頭線のできごと。

かあちゃんが用事のため
小学校三年生の娘と二人で
渋谷までパソコンの部品でも買おうと
井の頭線に乗った。

こどもと二人、手をつないで電車に乗った。
最後尾の車両で運転席を見ようとしたわれらに、
つかつかとブレザーぽい学生服姿の少女(中高生?)が近づいてきた。

「そんな大きな子と手をつないで、援交ですか?キモイですよ」

「…?!」

オレも娘もあまりの状況に言葉を失う。

「おかしいんじゃないですか?」

「アホか…、親子だよバカ」
「ええ?そんなに大きいのに手をつなぐなんて
おかしいでしょ」
「おかしいのはおまえのほうだろ」
といった間抜けなやりとりの後、少女は座席に戻る…。

これだけでも充分、呆然だが
急行の乗り換えでホームに降りると、
例の少女が右手に携帯を持ち、
携帯にしゃべりながら?…
こっちへやってきた!

「援交じゃなければ、近親○○ですか?」
もはや返す言葉もない…。
右手に携帯を持ちながら話す姿は、
完全にイッちゃってます…。

少女のあまりの狂いっぷりに恐怖すら覚え
子供と一緒に急行に乗り換えたところ、
あいかわらず携帯で喋りながら(?)、なんと少女が追いかけてくる!
速攻、いったん乗った急行から電車を降りると
少女はまだ携帯を手にこちらに目を向けながら…
急行で行ってしまった。

その後の不愉快極まりない時間といったら…。
さっきまで笑ってた娘はすっかり黙りこくり
オレはおれで怒りのはけ口すら見出せず
小学校3年生に狂気の説明をどうしたものかと悶絶しながら
結局「ヘンなおねえちゃんだったねぇ…」としかいえず、
理由は不明ながらも「父親と手をつないでたことが異常」だと責められた
娘が受けてしまったであろう不愉快さを解消できるわけもなく、
せっかくの外食もちっとも美味くないのだった。

二人で食事しながら、娘が口にした
「早く家に帰ろうよ」との言葉には泣きそうになっちゃいましたよ。

まだヤクザに因縁つけられた方がなんぼかマシだったかも。

精神異常者の通り魔に突然襲われた気分。
しばらく立ち直れそうもありません。

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2004年05月24日 00:28に投稿されたエントリーのページです。

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