Conclusive Evidence - Speak Memory: A Memori (1960)
ウラジーミル・ナボコフ
大津栄一郎訳
晶文社 ¥1,553+税(古本¥???)
1979/5/30初版
1995/7/20八刷
全十五章
表紙は、ナボコフと弟セルゲイ(1916)の写真。
少年時代から、米国へ向かう寸前(1940年)までの自伝。
おもしろかった。
最後の十五章で、なぜか英語原題が表記されている…
なにげに自然な文字だったのでそのままスルーしそうになったが、一瞬後に気づいた。
前の持ち主が書いたのだろうが、なぜ最後の章にだけこんなことをしたのだろう?
本文解説の箇所に記載されていた英語の表題一覧から書き写しただけなのだろうが、謎だ。
表題の英語はあったほうがいいような気もするが、それを訴えたかったのだろうか?
全部の章に書いてしまうと古本の価値が下がるので、最後の章にだけ書き加えることで「表題も気にしたほうがいいよ~」と教えてくれたのだろうか?
ちなみに各章は、
#01: the perfect past
#02: portrait of my mother
#03: portrait of my uncle
#04: my english education
#05: mademoiselle O
#06: butterflies
#07: collette
#08: lantern slides
#09: my russian education
#10: curtain raiser
#11: first poem
#12: tamara
#13: lodgings in trinity lane
#14: exile
#15: gardens and parks
である。
たしかに、あったほうがいいような気がする。