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実録・アメリカ超能力部隊

[ book ]

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The Men Who Stare at Goats
Jon Ronson (C)2004
ジョン・ロンスン
村上和久 訳
文春文庫
2007/5/10 第1刷
¥629+税

★★★☆

やぎを見つめる男たち・・・
バカバカしく始まるが、
だんだん怖ろしくなって
最後には暗澹たる気分に。

目次
1 将軍
2 山羊実験室
3 第一地球大隊
4 山羊の心臓部へ
5 国土安全保障省
6 民営化
7 紫の恐竜
8 <プレデター>
9 暗黒面
10 シンクタンク
11 幽霊ホテル
12 周波数
13 いくつかの説明
14 一九五三年の家
15 なにがなんでも<ハロルドのクラブ>!
16 出口
謝辞と参考文献
訳者あとがき

~~~~~~

テロリストの軌跡―モハメド・アタを追う
朝日新聞アタ取材班 (著) 2002
P174~177

実録・アメリカ超能力部隊
ジョン・ロンスン (著), 村上 和久 (翻訳) 2004
P101~104

テロリストの軌跡」を読み終えたので、
しばらく積読だった「実録・アメリカ・・・」を手にしたらなんとびっくり!

US1フィットネス・センター バート・ロドリゲスというオッサンがどちらにも登場している。911事件の93便に乗っていた容疑者ジアド・ジャラヒに「制圧術」を教えたオッサンだ。2冊を続けて読んだ偶然におどろく。

取材のニュアンスや詳細は微妙に違ったりする。たとえばジアドが道場に入会した時期は朝日は5月だが実録では4月、何をどう教えたかの描写も微妙に違うが、大筋はもちろん同じだ。「朝日の本」に登場するロドリゲスのオッサンは単なる道場のオヤジでしかないが、「超能力部隊」ではジアドを「ルーク・スカイウォーカー」みたいだったと例えるオカルトっぽい怪しい道場主だw

ニューエイジ系のちょいヒップな影響は米国の右派左派問わず、金持ちから貧乏人まであらゆる大衆文化に影響を及ぼしている。

朝っぱらから星占いや血液型占いのような駄法螺を政府広報といっしょに垂れ流すテレビ文化に毒された日本の大衆文化もそうとう狂ってるので、あまりえらそうなことはいえないのが悲しい。

>>Jon Ronson

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2007年11月07日 21:21に投稿されたエントリーのページです。

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