佐野眞一
2007/10/20 第1刷
2007/10/31 第2刷
¥950+税
大正期、激動の宮中におそるべき"記録魔”がいた
世界最長の日記に佐野眞一が挑む!
一読茫然。
日記に生涯を捧げた男
その名は
倉富勇三郎!
★★★
究極のノンフィクション。
序章 誰も読み通せなかった日記
第一章 宮中某重大事件 ― 怪文書をめぐる「噂の真相」
第二章 懊悩また懊悩 ― 倉富勇三郎の修行時代
第三章 朝鮮王族の事件簿 ― 黒衣が見た日韓併合史裏面
第四章 柳原白蓮騒動 ― 皇族・華族のスキャンダル
第五章 日記中毒者の生活と意見 ― 素顔の倉富勇三郎
第六章 有馬伯爵家の困った人々 ― 若殿様と三太夫
第七章 ロンドン海軍条約 ― 枢密院議長の栄光と無念
終章 倉富、故郷に帰る
あとがき 2007/10/1 佐野眞一
主要参考文献
解説・「倉富勇三郎日記」によせて 広瀬順
倉富家略系図・倉富勇三郎年譜
人名索引
1853年(嘉永6年)生まれ 【1853 ペリー来航】
1948年(昭和23年)1月26日 死去 享年96 【1945 終戦】
昭和十九年大晦日の夜、倉富は身辺雑記を記したあと、ノートに最後の一行を書きつけた。
「午後五時十七時三十分頃、硬便中量」
これが世界一長い日記を残した倉富勇三郎の絶筆だった。
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