電脳コイル企画書
磯光雄
徳間書店
¥3,000+税
2008/10/31 第1刷
これがすべての原点
2000年に描かれていた磯光雄入魂の一冊
『電脳コイル』の原作となった幻の企画書完全収録
79ページ
★★★★
すばらしい
概要 オバケが見えるメガネ、…
人物 ヤサコ、…
物語 全26話
補足 ストーリーボード、用語、『電脳コイル』に投資すべき理由、…
特別付録 電脳コラム、…
『電脳コイル』企画書ができるまで
「もうひとつの物語」 第1話、第2話
完成された作品との差が興味深い。
「コイル」と名づけられた電脳生物が登場するだけでなく、電脳空間やグッズの描写が完成版よりも圧倒的に情報量が多い。登場人物も多い。ドラマの流れもやや錯綜気味。
おどろいたのは、フォロー不能な下ネタキャラが存在していたことw
完成された本編ではとうぜん別キャラに変更されていたが、テイストが残っているのがいい。
設定を、登場人物を、サブキャラを削りまくり、ストーリーを再構成した結果がみごと。
ストーリー全26話も、企画書よりも完成版のほうが文句なしにおもしろい。