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なにげに本国サイトをひさしぶりに見たら、 Available on DVD MARCH 14 の表記が右肩に追加されていた。日本公開の3日後じゃん!
日時: 2006年01月30日 01:01 | パーマリンク
日本でのプレミア上映については、24日金曜予定で、さらに監督の招聘を交渉中だそうです。 まだ確定していないので、募集等はされていませんが、監督がおいでになるようでしたら、たくさんメディア露出がありますでしょ。来日されたらいいですねー。
ところで「デッドゾーン」の >フツー過ぎて、作品の持つ猛毒に気がつかない人がいるくらいフツーですw。 私は見ていて「うっすら感じたもの」があったのですが、アレかしら・・・ でも、うまく文章に出来ないので、それにめいっぱいはずれているかもしれないので書きませんが、なんかすんなり受け取れるけど、そうしてはいけない映画のような感じでした。
投稿者: mizea | 2006年02月07日 22:41
日時: 2006年02月07日 22:41
ジョニー・スミスの正体は、「彼のヴィジョン」を知らない他者から見たら、テロリスト以外の何者でもないことです。フツーに見たらジョニーは悲劇の主人公ですが、客観的に見たら自爆テロの確信犯ですから! 自爆テロの主人公にあんなにも感情移入させられてしまう映画は、そうそうないと思いますよw。
投稿者: どっこい | 2006年02月07日 23:52
日時: 2006年02月07日 23:52
なるほど! 私はシンプルに「今のアメリカと全然変わらないわね」と思いました。「情報(操作)」という視点で見ると、ラストで撮影された赤ん坊との写真が世に出回ればスティルソンは「卑劣な悪玉」で、逆にもし出回らなければ「悲劇のヒーロー」となる。してきたこともなにもかもまったく同じ「スティルソン」なのに、写真一枚、あるいはメディアのちょっとした情報で、大衆の受け止め方が一八〇度変わってしまう・・。 「デッドゾーン」は比較的大きな問題をからめて、しかも外から内を見ていますが、それを逆に一家庭・一田舎町の縮図にして内から外を見たものが、あるいは「ヒストリー~」なのかもしれないと思いました。あの後、スティルソンに襲いかかったモノをトムも経験するわけですから。 いやはや、ものの見事にやられました、クローネンバーグ監督に。自分でも気付かないうちに「ジョニー・スミスのヴィジョン」に完全にのっかっちゃっていました。もう一度、見直してみようと思います。どっこいさん、ありがとうございます!
投稿者: Sachie | 2006年02月08日 23:46
日時: 2006年02月08日 23:46
>自爆テロの主人公にあんなにも感情移入させられてしまう映画は、そうそうないと思いますよw
まさにそこなんです。 すんなり受け取ってしまってはいけないと思ったところは。 見ながら、すごーくそっちにもって行かれそうになるのを、心の中でブレーキかけてました。
そう思ったのは、敵役が敵役として微妙に少し戯画化というか少しだけステレオタイプな描かれ方をしているでしょう。クローネンバーグ監督はそういう単純なことはしない気がして、、だから、なんかそこにトリックがあるような気がして。うーむやはりうまく言葉に出来なくてもうしわけないです。 私は映画でも本でも、感覚で受け取るような接し方をするものですから、うまく言葉に出来ないことが多いのです。
見た後にすんなり 「悲劇の主人公」 とは受け取れない、ザラリとした印象が残りました。
投稿者: mizea | 2006年02月12日 23:30
日時: 2006年02月12日 23:30
映画の場合はブレーキも容易ですが、現実はなかなかそうじゃないところを突っ込んで描いたのが eXistenZ です。クローネンバーグの映画って、いつもサラリとしたつめたい印象で終わりがちですが、何度か見るとどの映画も底なし沼な構造になっていて楽しめます。 デッドゾーンは、ぜひブレーキをかけずに、主人公にずっぽり感情移入して見てください。で、終わってから我に返って、オレはとんでもないことをしちまったのかも!と狼狽すると、さらにおもしろいですww。
投稿者: どっこい | 2006年02月12日 23:55
日時: 2006年02月12日 23:55
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コメント (5)
日本でのプレミア上映については、24日金曜予定で、さらに監督の招聘を交渉中だそうです。
まだ確定していないので、募集等はされていませんが、監督がおいでになるようでしたら、たくさんメディア露出がありますでしょ。来日されたらいいですねー。
ところで「デッドゾーン」の
>フツー過ぎて、作品の持つ猛毒に気がつかない人がいるくらいフツーですw。
私は見ていて「うっすら感じたもの」があったのですが、アレかしら・・・ でも、うまく文章に出来ないので、それにめいっぱいはずれているかもしれないので書きませんが、なんかすんなり受け取れるけど、そうしてはいけない映画のような感じでした。
投稿者: mizea | 2006年02月07日 22:41
日時: 2006年02月07日 22:41
ジョニー・スミスの正体は、「彼のヴィジョン」を知らない他者から見たら、テロリスト以外の何者でもないことです。フツーに見たらジョニーは悲劇の主人公ですが、客観的に見たら自爆テロの確信犯ですから!
自爆テロの主人公にあんなにも感情移入させられてしまう映画は、そうそうないと思いますよw。
投稿者: どっこい | 2006年02月07日 23:52
日時: 2006年02月07日 23:52
なるほど!
私はシンプルに「今のアメリカと全然変わらないわね」と思いました。「情報(操作)」という視点で見ると、ラストで撮影された赤ん坊との写真が世に出回ればスティルソンは「卑劣な悪玉」で、逆にもし出回らなければ「悲劇のヒーロー」となる。してきたこともなにもかもまったく同じ「スティルソン」なのに、写真一枚、あるいはメディアのちょっとした情報で、大衆の受け止め方が一八〇度変わってしまう・・。
「デッドゾーン」は比較的大きな問題をからめて、しかも外から内を見ていますが、それを逆に一家庭・一田舎町の縮図にして内から外を見たものが、あるいは「ヒストリー~」なのかもしれないと思いました。あの後、スティルソンに襲いかかったモノをトムも経験するわけですから。
いやはや、ものの見事にやられました、クローネンバーグ監督に。自分でも気付かないうちに「ジョニー・スミスのヴィジョン」に完全にのっかっちゃっていました。もう一度、見直してみようと思います。どっこいさん、ありがとうございます!
投稿者: Sachie | 2006年02月08日 23:46
日時: 2006年02月08日 23:46
>自爆テロの主人公にあんなにも感情移入させられてしまう映画は、そうそうないと思いますよw
まさにそこなんです。 すんなり受け取ってしまってはいけないと思ったところは。
見ながら、すごーくそっちにもって行かれそうになるのを、心の中でブレーキかけてました。
そう思ったのは、敵役が敵役として微妙に少し戯画化というか少しだけステレオタイプな描かれ方をしているでしょう。クローネンバーグ監督はそういう単純なことはしない気がして、、だから、なんかそこにトリックがあるような気がして。うーむやはりうまく言葉に出来なくてもうしわけないです。
私は映画でも本でも、感覚で受け取るような接し方をするものですから、うまく言葉に出来ないことが多いのです。
見た後にすんなり 「悲劇の主人公」 とは受け取れない、ザラリとした印象が残りました。
投稿者: mizea | 2006年02月12日 23:30
日時: 2006年02月12日 23:30
映画の場合はブレーキも容易ですが、現実はなかなかそうじゃないところを突っ込んで描いたのが eXistenZ です。クローネンバーグの映画って、いつもサラリとしたつめたい印象で終わりがちですが、何度か見るとどの映画も底なし沼な構造になっていて楽しめます。
デッドゾーンは、ぜひブレーキをかけずに、主人公にずっぽり感情移入して見てください。で、終わってから我に返って、オレはとんでもないことをしちまったのかも!と狼狽すると、さらにおもしろいですww。
投稿者: どっこい | 2006年02月12日 23:55
日時: 2006年02月12日 23:55