泥棒国家の完成
ベンジャミン・フルフォード 光文社 2004/3/30初版 ¥1,000(税込)
「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」
「ヤクザ・リセッション さらに失われる10年」に続く第三弾。
噂の真相にもちらっと言及されてた
「ヤクザ・リセッション」というタイトルが気になってたので
本屋で発見、即買いした。
ひらがな、カタカナ、漢字、英語の4重表記にも少し驚いたが
「政・官・業・ヤクザ」支配とバッサリ断じる論調は痛快。
読むにつけ、どんどん気持ちが暗くなるけどね…。
素朴な反共主義の裏返しと裏腹の資本主義礼賛ぽいmindだけはともかく
何度も繰り返される日本社会のダメダメな指摘は、
納得もなにも、その通りだよなあ…てな感じだ。
とはいえ…てな感じで済ませていては
臆病cowardと罵られてしまうわけだ!
しかし日本の社会構造的な危機を
日本人の臆病(=正義感の欠如?)に還元されてもなあ…
妙に説得力あるんだけど…。
どうすればこの鬱屈が昇華できるのだろう!