試写会で見ました。尺長すぎ。
映画上映前、監督が想像以上に謙虚なあいさつをした結果
なんとなく好感もっちゃいました。
で、ここ数日黙ってましたが
このままでは
公開前に印象も薄れて
試写で見たことすらサッパリ忘れてしまいそうな気がするので、
ここにメモしとくのだ。
とにかく…
すべてをセリフで説明してしまう脚本、
薄っぺらな憂国気分、
まるで学生映画のような説教臭さ、
新興宗教ぽい観念論…などなど
ネガティブな印象ばかりが後に残ってしまうものの
ところどころカッコいいシーンもある困った映画。
それもこれも
2時間20分という分不相応な尺が、もう致命的。
編集のプロなら30分どころか1時間程度、
あっちゅうまに削れます。すべてのシーンがくど過ぎる。
とはいうものの、
オリジナルを前提にしながらの大胆な脚色(つうか別物語)は、
それなりの可能性を感じさせる程度にはよく出来ているのが悔しい。
世界設定・キャラクター・ドラマ・アクション・説教等々
描写のすべてが中途半端なため、
結果として、所詮は素人な自主映画じゃねえか!
と断じたくなる気分が大噴火。
上映前の監督あいさつで
「今までの日本映画にはなかった方法論(?)で作られた映画なので
好き嫌いが分れるかもしれません…」
とか自信半分驕り半分みたいにイッちゃってましたが、
「日本映画にない方法論って
製作スタッフとケンカしたことを言いたかったのか
MTVぽい(TVかゲーム臭い)絵作りのことを言いたかったのか
製作や配給のシステムでなんか新たな挑戦でもしてるのか
サッパリ意味不明です。
ラース・フォン・トリアーみたいに
ドラマ的に政治的な挑発があるわけではなく、
撮影方法にたいそうな実験性があるようにも見えず、
単に、基本3分のミュージック・クリップをだらだら繋いだだけ?
そんな印象しか残らない映画で
従来の日本映画…とかエラそうに語られちゃったりすると、
まるでダメダメな学生映画見てる気がさらに強化されちゃます。
ツッコミどころ満載な映画でした。
ここはやはり、口直しにババアゾーン(他)が見たいぞ。
コメント (2)
いいなあ、試写会いけるなんて。
私も試写会で見てみたいなあ。
何しろ早く見れるし、ただ!!
うらやますいとしか言いようがない。
レビューに関して言わせてもらえれば、もっと
長く、今の二倍くらい長くしてもらえれば嬉しいです。
できれば三倍。
ただで、読ませてもらってワガママなんですけど
………
まあ、できたらで、いいですから。
それじゃ、また一週間後ぐらいに見に来ますんで、できたら更新しておいていただけたら………
できたらでいいんで………
投稿者: hase | 2004年04月01日 23:46
日時: 2004年04月01日 23:46
takerattaです。
紀里谷利明監督という時点で、映画じゃなく映像作品だと思うのですが、いかがでしょうか?
他の映画や、ましてやアニメには比べようがないしね。
でも十分メッセージ性はストレートだし、わかりやすいなという感じを受けましたけど。いかがでしょう。
#かなり辛口評価、頭が下がりました。勉強し直してきます。
投稿者: takeratta | 2004年05月01日 22:29
日時: 2004年05月01日 22:29