2005/5/10 第1刷
三國連太郎 沖浦和光 800円+税 ちくま文庫
対談本。
1999/11/20 解放出版社刊行「三國連太郎・沖浦和光対談」上下を合本・改題。2つの補章を加え、収録写真を割愛。
第1部 浮世の虚と実
第1章 俳優生活の原点
第2章 浮世は憂き世
第3章 大自然で目覚める
第4章 役者と芸能
第5章 <色悪>に見る新しい人間像
第6章 俳優の社会的地位
第2部 芸能史の深層
第1章 日本文化の源流を探る
第2章 卑賤の業とされた芸能
第3章 かぐや姫伝説を読み解く
第4章 大道芸とフーテンの寅さん
第5章 近代日本に背を向けた人生
補章1 アジア民衆文化の深層
「部落解放」1999/6月号、7月号 解放出版社
補章2 四国遍路について語ろう
「オブラ」2003/12月号 講談社
基本、対談なので読みやすい。三國連太郎の壮絶な半生・・・とはいっても、その壮絶っぷりは、たぶん10%も露出されてないような気もするけど語られている。すごい人はやっぱり謙虚だ。
沖浦先生の「幻の漂泊民・サンカ」は、読んだけど「竹の民俗史」(岩波書房)は、まだ読んでない。で、アマゾンで検索したら「竹の民俗史」で素人書評に1件だけ投稿があった。
「聖と賤の対比など興味深い箇所もあるが、全体としては「誤った歴史観」という印象を拭い去れない。」
なんてかかれてたんで、ちょっと脱力したが
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というレビュー評価に少し安心した。それでもなんか不愉快な気分がおさまらないので、レビューを書いた当該女性のほかの書評もさらっと見てみたのだが、とある本の書評のところで「自己顕示欲が強くて押しつけがましい文章」とご批判されている箇所を発見。思わず、そりゃ、あんたのことだろうがよ!とつっこんでしまいました。
他山之石、可以攻玉。
詩経