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トゥルーへの手紙

[ movie ]


A letter to TRUE
Bruce Weber
シネマライズ 夜9時半からの試写会

すんません。時間ギリギリまで仕事して、途中、ドクドナルドで素バーガー3個とドックシェイク(バニラ)を買い、大急ぎで全部食らって、ほぼ満員状態のシネマライズで観ました。終わったら、一緒に観てたAさんらとはぐれてしまい、携帯の電池も切れてしまったうえに、すっかり気持ち悪くなったので、そのまんま帰りました。すんません。

・・・


「レッツ・ゲット・ロスト」はフツーに面白かったと記憶してますが、すんません今回のは、サッパリでした。意味わかりません。
お金持ちのウェーバーさんは、いい気なもんだよなあ・・・、それが四十過ぎたサラ公親父の素直な感想です。途中、マーチン・ルーサー・キング牧師の素晴らしいアジ演説が聞けたことは喜びですが、それが映画にとってどんな意味を持つのか、サッパリでした。

★以下、極東に住む40を越えた妻子もちの賃金労働者の下品で僻み根性まるだしなテキストが続きます。
ブルース・ウェーバーを好きな人や、トゥルーが大好きだったりする人は、読まないことを強くおすすめします。

・・・

たぶんブルース・ウェーバーさんはいい人なんでしょうが、映画は糞です。

まるで金持ち学生のハンパな自主映画。おそらくウェーバーさん自身が影響されたであろう人たちや、ウェーバーさんの個人的なお知り合いの方々と思われる人やら犬やらが登場しますが、それだけです。

先日見た、事実を元ネタにしながら緻密な演出で製作された映画「海を飛ぶ夢」は、スペインのローカルな土地を舞台に、数人の役者と大げさな演出を使いながらも、普遍的でかつ、いろいろと後々静かに考えさせられることの多い刺激的な映画だった。が、「トゥルーへの手紙」は、まるで正反対だ。リアルな人物と、世界各国の実在の人物が多数登場してはいるが、映画が終わると何も印象に残らない。ウェーバー氏って結局何を言いたかったわけ?象と犬とモデルが好きなのはわかるけどそれで?・・・というまるでむなしい空虚な印象だけ。むしろ、対象に対するぞんざいな相対化に対して、苛立たしいものさえ感じる始末。犬とハイチの難民とサーファーとキング牧師の演説を、「情念」抜きで無造作に並べて平然とできる感性に対しては、ああそうですかい、要はお前だけ平和ならそれでいいのかよ!と、憎まれ口のひとつもたたきたくなるわけですよ、すんません。

だいたい文字も読めない犬畜生に対して「手紙」を書くという大人を舐め腐った幼稚な構成からして噴飯ものだろう。あぁ?おまえは、夢見がちな女子中学生か?カマトトぶるのもいいかげんにしろよ F U C K !9.11だと?ブッシュやグローバリゼーションに関して何の言及も無しで 9.11 を真面目にネタにしてるとおっしゃるわけですかと問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。犬相手だからって舐めてんのか?他人がルポしたうん十年前のベトナムや第二次大戦や戦争映画のアーカイヴ映像をダラダラ垂れ流す前に、幅広い人脈を使ってできそうなことがほかにもっとありそうなもんでしょうが・・・えぇ?ウェーバーさんよぉ!今のイラクでそれこそ子供や犬や馬や猫が連日死にさらしてることを(以下省略・・・


・・・ああ、言っちゃたよ。すみません。
大人気なくてすみません。

でもね、ほんと意味わかりませんでしたよ。ブルース・ウェーバーって何考えてこの映画撮ったの?ってのが正直なところです。だいたい世話になったはずのダイアン・アーバスのことにほとんど触れてないのも(以下省略・・・

正直、いままでブルース・ウェーバーの写真は、カッコいいなあと思うことはあっても、感動したってことは一度もありませんでしたが、なんとなくそのことが納得できました。感動できんわけですよ、何考えてんのかわからんのだもん。しょせん商業(以下省略・・・

同じファッション系でありますが、こんな時は大好きな写真家 アントン・コービン の写真集でも見てから寝ますわ。アントンさんの写真にはなぜか感情を動かされます。凄いです。好きです。アントンさんは、ぜったいこんなカッコ悪い映画は撮らないと思います、ぜったい!。

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邦題:トゥルーへの手紙 原題:A LETTER TO TRUE 監督:ブルース・ [詳しくはこちら]

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コメント (2)

つくづく:

さもしい。さもしすぎる感想です。この映画は美しい映像を通して平和への願いが語られているのに…(-_-;)例え自分の好みの作品でなかったとしても「F○CK」はないでしょう?

どっこい:

すみません、今読んでも僻み根性丸出しで下品な文だなあ、と思わないではないですが、そう思ったので書き残したまでです。ますますもって自爆テロが日常と化しつつある中東の悲惨な状況を考えると、この映画で描かれたような「平和への願い」には、残念ながら、いまだに首を傾げざるを得ません。

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/05/post_b04d.html
↑こんな「平和への願い」なら、糞だのチンポ野郎だの下品な言葉を使うことはなかったと思います。むしろ尊敬してたと思います。ジェス・アンレイン氏の「平和の願い」を思えば、自分のさもしい根性をなんと罵られても当然です。全面的に謝罪します。実際、恥ずかしいはなしです。

ウェーバー氏の自主映画を、アンレイン氏のお手製の看板と同列に見られるほど心が広くない私を、どうかお哂いください。

さもしい つやあ、さもしいですな。

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2005年05月31日 23:52に投稿されたエントリーのページです。

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