ロボコップ3
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
¥3,800+税 (レコファン下北沢 ¥780)
未開封DVD入手!
重厚な1
暴走の2
微笑の3
というわけでロボコップシリーズが揃った。
ぜんぶ好きなので素直にうれしい。
3は、脚本そのままでいいから
演出を深作欣二、カメラを吉田貞次が担当していれば
1を凌ぐ傑作になったに違いない。
日本企業のボスは金子信雄、
オートモ役は千葉真一です、もちろん。
1 機械州警対組織暴力
2 北米大陸代理戦争
3 機械刑事 頂上作戦
文太あにいがロボ化されたらデトロイトはどげんなるじゃろかぁ
マコ岩松氏といえば
篠田正浩監督の「沈黙 SILENCE」(1971)を未見だ。
サンパブロはTVで何度か見たけど記憶が…
2はスピの「宇宙戦争」と同じ匂いのする傑作。極悪なガキ描写に、劇場で見たときにはまじでドン引きしたけど。
3はデッカー監督が御人好し丸出しなため、脚本の意外な極悪ディティールが目立たないが、機械刑事が火炎放射器で「警察」を焼き払ったり、革命的な描写の数々が嬉しい。ハリウッドの娯楽人気シリーズで、ここまで反グローバリズムでアナーキーなレジスタンス描写で商品化した心意気や良し。2の極悪ガキを裏焼きしたかのような善良ハッカー少女が登場するなど、とりあえず1と2でやらなかったことを全部ぶち込んでみるか…という詰め込み主義的やっつけ感がするのは気のせいだ。
唯一のミスキャストは、バグダッドカフェなレジスタンスねえさん(CCH Pounder)。どうせやるなら、Marianne Sagebrechtもいっしょに、コーヒー飲みながら警察を爆破する相談とかしてくれないと、ギャグとして弱すぎる。どう考えたってレジスタンスの女闘士は、シガーニー・ウィーバーかシャロン・ストーンが、ミニスカで演じるべきキャラだ。じゃなければ、ウーピー・ゴールドバークくらいのキャラじゃないと絵が締まらないわけですよ。まあ重箱の隅だから、あれだけど…そうか!ロボコップ3に欠けていたのはエロだった!今、やっと気づいた。デッカー監督らしいつやあ、らしいや。