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奇妙な論理Ⅰ なぜニセ科学に惹かれるのか

[ book ]


In the name of science
Martin Gardner
訳:市場泰男
ハヤカワ・ノンフィクション文庫
2003/1/31発行 ¥720+税

1952年刊行の古典的名作。

本棚で手に触れたので、パラぱら再読。


In the name of science
Martin Gardner
訳:市場泰男
ハヤカワ・ノンフィクション文庫
2003/2/28発行 ¥720+税


原著者のまえがき
科学の名において :疑似科学と奇人ノプロフィル
平たい大地、中空の地球 :地球空洞説の周辺
地球をゆるさした怪星たち :聖書の奇跡の「天文学的」裏づけ
くたばれアインシュタイン :相対論の揚げ足とり
地質学対創世記 :進化論への抵抗
憎悪を煽る人々 :人種差別の「科学的」基礎
医療の四大宗派(カルト) :同種療法、自然療法など
食物のあぶく流行 :断食からハウザー食まで
オルゴン理論 :オルガスムと宇宙論
ダイアネティックス :出生前記憶と精神治療
ESPとPK :ラインの実験の問題点
訳者あとがき
解説 人生を決めた古典的名著/山本弘


円盤狂時代の開幕 :異星人が地球を見張ってる?
占い棒(ダウジング・ロッド)と占い振り子 :地下水や石油、病気や性別もピタリ
生命をつくり出す人々 :現代のホムンクルス
ルイセンコの勝利と敗北 :科学が権力にすり寄るとき
アトランティスとムー :「失われた大陸」の魔力
ピラミッドの神秘 :数字が未来を予言する
奇跡の医療機械 :えせ医師たちのボロもうけ
めがねを捨てろ! :オルダス・ハクスリーもだまされた近眼治療
奇妙な性の論理 :男女児の産み分け、若返り、保留性交など
一般意味論とサイコドラマ :精神治療のわき道
骨相学から筆跡学まで :性格判断のいろいろ
訳補 疑似科学の新しい話題から :超能力から超物理学へ

訳者あとがき
解説 信ずるは易く、疑うは難し/池内了

■テレビでは、朝から占いコーナーがやたら放送される程度に愚民化政策が徹底している日本国。
血液型別性格占いの信者は、20年前からすこしも減っていない印象だ。むしろ増えてるのか?ダイアネティックス本も、いまだに見かけるし、。

1952年に刊行されたニセ科学の批判本は、まだまだ現役バリバリだ。
2006年現在、今読んでもすこしも古びた印象がない。

50年かあ…ぁ

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2006年08月23日 23:10に投稿されたエントリーのページです。

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