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ブラック・ダリアの真実 上・下

[ book ]

 
BLACK DAHLIA AVENGER
Steve Hodel
訳:東理夫
ハヤカワ・ノンフィクション ¥840+税(×2)
2006/8/31 発行

スティーヴ・ホデルは私を納得させた。彼が知りえたことはすべてここに網羅されている。当初、心動かされなかったが、やがてのめり込んだ。
ジェイムズ・エルロイ 序文より抜粋

おそろしい本だった。

映画公開にあわせ、ついに翻訳された。催眠術や失われた記憶などといった駄法螺は皆無。

かつて警官だった男が、「実父の過去」を追う執念の記録。

父親の隠された行動が暴露される。
LAPDの不正が暴露される。
父親の悪魔的な仕事が暴露される。
実父の思いでが汚されてゆく。

エピローグ、補遺 その後、調査(2004-2005)、でさらに証拠が追加される。BLACK DAHLIA AVENGERによると、米国版ではさらに証拠が追加されているようだ。

2008年公開予定で映画化NewLine)も進行中。

真実というものはすべて、三つの段階を経るものだ。 まず嘲笑われ、次に激しい反発を受け、 最後に自明のこととして認められる。
アルトゥール・ショーペンハウエル ブラック・ダリアの真実 下巻375ページより

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2006年09月18日 23:01に投稿されたエントリーのページです。

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