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クローバーフィールド

[ movie ]

Cloverfield
監督:Matt Reeves
出演:Michael Stahl-David
85分

吉祥寺バウスシアター

★★

良くも悪くも一発ネタ。

気がかわって、上映ギリギリに映画館へとびこむw
満員じゃなかった。1/3くらいは席うまってたけど。

ドラマ部分は思ったよりも面白かったし、
怪獣からポタポタ落ちてくる小怪獣もプチ怖かった。
手持ちカメラの演出もえらい手がこんでて感心した。
最後のオチもいい感じだし、
ほんとのオチだったオーバーチュアもいいんだけど
やっぱりなんだろう・・・
「ブレアウィッチ(未見w)」をプロが怪獣ネタできっちりリメイクしましたよ。
ってこと以上でも以下でもない感じがした。すごくした。
無意味な嫉妬なんだろうかw

ゴジラファンへのサービスでもあろうあの
伊福部先生リスペクトも好感度高いのだが
どうにも「ナニカ」がズレて聞こえてならない。
まるであっち方向を向いてた「エメリッヒ版ゴジラ」のほうが
「意外性」という点ではおもしろかった気がする w

「ビバヒル・ミーツ・ゴジラ」って基本コンセプト自体は、ヴァーホーベン先生が10年前に「スターシップ・トルゥーパー(1997)」でとっくに消化ずみだし。ただ、ちょっと違うのは、マット監督も製作者の J.J. Abrams もTVの人だもんだから、ドラマ部分がパロディじゃなくてそのまんまなとこが違うっつやあ違う。ヴァホ先生にとっては青春ものなんぞただのネタにすぎないわけだが、二人にとってはネタとして突き放すことができなかった様子が痛い。真面目すぎておもしろくないのだ。

真面目といえば、米国で公開前のパブリはえらいノリだった。タイトルを公開日(1-18-08)にして、ものすごい作りこみのサイトを複数!作りこみ、見る者にわざわざ謎のパズルを解かせて、短い動画(太平洋上で日本の会社が怪物に襲われる例のやつ)とか見て、わくわくさせてくれたしwww イベント・ムービーなのは百も承知なんだけど、 Snakes on a Plane(スネーク・プレイン)と同じで、公開されちゃった瞬間に興味失せちゃったのだ。飽きやすいおれ。

そんな過程を経て、DVDも出て商売一周ぐるりと終わってから、やっとこ劇場で見たが、おれの今の気分からすると まあいいオトシどころだったかと
・・・無意味な自尊心確保乙w

そうなると、やっぱりスピのウォーマシン描写の凄さに感動。
まさかの大マサカー!
あれこそ四の五のいわせぬプロの仕事。
あそこだけ爆音で見たいです。

なんつって、なんだかんだいいながら嫉妬してるのか?おれよ!

>>話題の新作映画『クローバーフィールド』のブレブレ動画を撮ったカメラは携帯ではない GIZMOD japan

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2009年02月28日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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