ジョン・スラディック
★★★★
すばらしいwww!
【以下 完全ネタバレ】
「12人の怒れる男」 ルメット 1957
20年後
「見えないグリーン」 スラディック 1977
30年後
「12」 ミハルコフ 2007
そして犯人は明らかにされた。
犯人はいつも不動産屋からの刺客だったのだ!
【フェーズ1】
ミハルコフは明らかにした。
免罪に陥れられた青年の「無罪」を証明することは
いけにえを外の世界へ消し去るための罠にすぎなかったのだ。
誰も気がつかなければ、釈放された青年はあっという間に殺され
その地は再開発されて、おしまいだった。
【フェーズ2】
スラディックは明らかにした。
ユーモラスな事件を装いつつ
犯人のとてつもない残虐さは第3の殺害事件を
詳細に視覚化することでじゅうぶんだろう。
まるでトンプソンの狂った保安官のような殺戮っぷりに恐怖せよ。
誰も気がつかなければ、事件はまるで意味不明な謎の色彩に彩られたまま
その地は再開発されて、おしまいだった。
【フェーズ3】
ルメットはすべてを隠蔽していた。
犯人は、100%正義感面をした
ヘンリー・フォンダだった。
誰も気がつかなかった結果、青年は元の世間へほうりだされ
あっという間に消されてしまったに違いない。
そして不動産屋は、邪魔な住人をすべて追い出し
その地は再開発されたのだ。