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憤怒

[ book ]

おもしろかった。
たしかに意外な展開で面白かったけど
エルロイみたいな情念は感じられない。


主役のはぐれモノ新聞記者キャラが
どうしてもジャンルものキャラの域を超えてない。
つうか、できのいいパロディな印象なので
どこか職人芸的なノリなのだ。
作者が登場人物にもストーリーにも
それなりの距離感がある印象なのです。

ハヤカワのミステリアス・プレスのシリーズ
ミステリに関してはジャンル周辺・硬軟消化したので
「大量生産ぽい小説」に対する嗅覚は
訓練されたのだ。

トンプソンエルロイ、でなきゃブロック
ベースな俺には、甘いのだ、フォード。

とかいいながら、嫌いじゃないので
「手負いの森」探してるのだが、
本屋に見つからないぞ。

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2004年03月28日 11:41に投稿されたエントリーのページです。

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