田舎の刑事と都会の刑事が事件(実話ベース)に挑む
って予備知識だけで見たら、
とんでもない映画だった。
田舎の刑事って、あんた
拷問&自白強要&証拠捏造にドロップ・キックが得意な
エルロイも真っ青なステキなキャラですよ、あなた!
都会の刑事は、若くてハンサム、生真面目で書類バカ。
田舎刑事の強烈過ぎるキャラと比べると
無個性といいたくなるくらい弱いが、
真面目で地味なキャラだけに
映画の結末で米国から送られてくる某資料を受け取る
大事なキャラ=真面目キャラじゃないと意味無し!なので
それはそれでイイのだ。
おもしろい。
登場するキャラクターの誰もが
ちゃんとドラマを転がして、
話の作りはオーソドックスだけど
ディティールがことごとく予想もしない描写
(アイス・ペールにゲロ、ドロップ・キック、拷問、食堂のケンカ…等)が続くので
見事なのだ。ほんとに面白い。
これにくらべると
異端を気取るばかりで意味不明な戦争ごっこだけの
某キャシャーソなんか、恥ずかしいなんてもんじゃありませんデショーよ。
まあ、今の日本を象徴してるってことでいうと
犬だの女子供の映画よりは
よっぽど時代を反映してる映画だったりしてる
気もするが、それってあまりにも低レベルで、げんなり。
あ、東京原発があったか?
見たいけど、劇場まで遠いんだよな…。