エヴェレストの悲劇 死の淵から蘇った男
Left for Dead
ベック・ウェザース ステファン・ミショー
山本光伸 訳
光文社文庫 2006/2/20 初版第1刷 ¥590+税
Ⅰ 一九九六年五月十日夕刻サウス・コル
Ⅱ 回顧 「救い」との出会い
Ⅲ 七大陸最高峰制覇へ
Ⅳ ”奇跡”の代償
エピローグ それは、私のすぐそばにあった
この本は 訳者あとがき の通り、95年のエベレスト大遭難の話が、メインではない。
第Ⅰ章で、語られる大遭難に至るまでの経緯、生還後の闘いこそが、この本の感動的なところだ。
5年前に読んだ2冊とはまったく違った読後感を残す本だった。
一時期、テント山行にとりつかれて、北アルプスを歩き回った過去がよみがえったw。