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硫黄島からの手紙

[ movie ]

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Letters from Iwo Jima
監督:Clint Eastwood
出演:Ken Watanabe、Kazunari Ninomiya、Tsuyoshi Ihara、Ryo Kase、Shido Nakamura

う~~ん、「父親たちの星条旗」のほうが良かった。

二宮某が軍人に見えないことは、そもそもドラマの中で軍人よりもパン屋であるわけで、別に演技やキャスティングがどうこうといえる問題ではない。とはいえ、人間の條件 なんかと比べると、どうしても「軍隊生活の描写」がつらい。誰も彼もがみんな兵隊に見えないのだ。あと時間経過の描写も弱い印象をうけた。うんこバケツの描写はいいと思う。ジャーヘッドも良かったな…。とはいえ、人間の條件の肥溜め描写には負けてるw

もやもやしながら劇場を出てしばらくして気がついた。

そういや渡辺謙こそ、サッパリ軍人ぽくなかった気が…。同じインテリ穏健派でも兵隊やくざの田村高廣なんか、軍人に見えたもんなぁ…。これはもう役者の世代的なものでどうしようもないものなんだろうか?セリフ回しなんか、いちいちひっかかってしまった。現代劇みたいにみえてしまうのだ。

それはそれとして…

そういえば、かつてない自爆シーンやとんでもなくリアルな空爆シーンよりも、CGとは無縁かつベタな演出の召集令状のシーンが一番怖かった。

まあ、なんだかんだ言いながらも力作だ。

イーストウッド監督が戦争映画を日本の視点から映画化するなんて、それだけで感動ものであることは言うまでもない。

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2006年12月29日 23:18に投稿されたエントリーのページです。

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