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サンシャイン2057

[ movie ]

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sunshine
監督:Danny Boyle
出演:真田広幸、Cillian Murphy、Michelle Yeoh、Cliff Curtis、Mark Strong
有楽町 スバル座
60~70人?

ヘルレイザー2057 ★★★★
まぶしすぎたSFノワール ★★★★
仕事命 ★★★

さなだおじさんの新しいしごとは、とってもたいへんです。
いろんなくにのひとたちといっしょに、元気のなくなった太陽にものすご~く近くまで行って、ものすごいばくだんを落っことしてかえってくるというしごとです。宇宙船には、ちゃんと地球まで帰ってこられるように、植物や水なんかもいっぱい積んでるんだ。でも、ずいぶんまえに同じことをしようとした1号は行方不明になっちゃったので、おじさんの乗る2号がちょっと心配です。(東京 7歳 男)

いやあ、酷い仕事だよ。まあ、成功すれば歴史に残るヒーローだから志願した連中もたしかに大勢いたけどさぁ。でもあれだよ、いくら遮蔽が完璧ったって、あんなに太陽に近づいて何が起こるかなんて誰にもわからねえだろ。1号が行方不明になった原因もうやむやのまま2号でやれってんだから、役所はいい気なもんだぜ。心配なのはダチ公だ。あいつプレッシャーに弱いから、なんかポカやるに違いないよ。オレだったらぜったいやるな。想像もできない環境で正気で計算続ける自信なんてないよオレは。もちろんコンピューターなんぞオレ以上に信用できるわけねえだろう。(ロンドン 42歳 男)

神をも怖れぬ哀れな人々は、必ずや神の怒りにふれ、正気を失い地獄を彷徨うことでしょう。エイメン。(アトランタ 24歳 女)

…というわけで、ひさしぶりの本格宇宙SF映画は、いかにもダニー・ボイルらしい地獄めぐりだった。

評価がわかれる後半はヘンだが、あきらかに前半とは一線を引いたように、一貫性を持ってヘンに描写されている。○○登場シーンは、まるで炎のただなかに存在しているかのように「歪んだ光」の中でしか登場しない。後半の描写は、そもそもの計画が崩壊した境界線より向こう側で話が展開していることに注意すべきだ。

さいごのさいごまで、あれはほんとうに○○だったのか?という疑問が頭を離れなかった。
○○シーンに必ずゆらゆらとエフェクトがついていたのは、伊達じゃない。あれを素直に幻視の表現ととれば、地獄の中で苦闘するはたらくおじさん、おばさんたちの極限状況をより理解できる仕掛けだ。

正気か狂気かの境界線って、実際「絵」で表現するとなるとああなるしかないのでは?「コンピュータの人数確認や状況証拠からいって「もう一人存在する」ことがどう考えても物理的に正しいように思えるが、やっぱりおかしい!現に、目の前にいてもやっぱりへんだよ!という映画の状況こそ、まさに正気と狂気の境目の表現以外のなにものでもないと思ったわけだ。そんな過酷な状況も、半ば覚悟のうえで仕事を続けねばならないというストイックさもおもしろい。

任務上最大の問題は、隕石でもエイリアンでもなく、勤務地:太陽というあまりにも過酷な職場環境なのだ。前任者や同僚が狂ったりするのもすべて太陽が元凶なのだ。

考えてみれば、「2001年」は科学者の話だし、「エイリアン」は労働者だけど陰謀巻き込まれ型だったし、「アルマゲドン」は単なるファンタジーだ。「サイレント・ランニング」は、会社から強制解雇されたおっさんが、逆切れして仕事場ごと逃亡する話だから、危険な任務ってのとはちょっと違う。「アルタード・ステイツ」や「ザ・フライ」は、どうみても好きでやってる仕事が暴走してるだけだから、やっぱり違うw

あと太陽描写が圧巻!すごい。まじ迫力w
乗組の中に「太陽」ジャンキーが続出するのも納得のすばらしい特殊効果!

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イベントホライズンとももよく比較されているが、「サンシャイン」のほうが、より「ヘルレイザー」直系だ。だいたい、あの地獄へまっさかさまに墜落する立方体なんか、どうみてもルマルシャンの箱だし。セノバイト(●●)に導かれて、ルマルシャンの箱(爆弾)もろとも地獄(太陽)へ落ちていくシーン!これはもう「ヘルレイザー」ファンからしたら、失禁ものの名場面!!

あと、さいごのエンドロールでは、ひょっとして●●がカットされてませんでしたかね?出ても目だけとかw 今にして思うと、超短縮バージョンで振り返っただけのように見えるあれに、語られざる秘密が隠されていたかのように思えてならん(妄想自爆気味)!!

>>HELLRAISER: Hellworld VIII (2005)
>>HELLRAISER: Deader VII (2005)
>>HELLRAISER: HELLSEEKER VI (2002)
>>HELLRAISER: INFERNO V (2000)
>>HELLRAISER: Bloodline IV (1996)

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2007年04月21日 19:40に投稿されたエントリーのページです。

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