新田次郎
文春文庫
¥686+税
2006/1/10 新装版第1刷
2008/3/01 第8刷
1981/1刊行
★★★★
すばらしい!
時は明治。陸軍のお偉いさん命令のもと、国家の威信をかけて「劔岳」へ挑む測量官(役人)の男。
劔岳。その偉容。霊山としての存在。弘法大師が草鞋千足を費やしても登りえなかった伝説。
未踏峰の劔岳が主人公の目前に聳え立つ。
地元のガイドをたのみ、アプローチルートを探る。地元役人の嫌がらせが炸裂!木村大作監督(2009年公開予定)はいったいどうやって映像化してるのだろう?行者様はどうするんだ?ヘタな演出だとドリフのギャグになっちまわねえか?ああ!それはともかく、おもしろそうだ!早くみたい!
http://www.tsurugidake.jp/
(2008/7/25、撮影は無事終了したようだ。あとはポスト・プロダクションに半年以上かけるわけだ。とんでもない傑作になってるといいなあ!)
また山に登りたくなった…。
北アルプスは白馬~針の木~表銀座ルートはほぼ制覇したが
立山近辺は未踏の地なのだ・・・。
遠いんだもの。
生まれてはじめてテントをかついで
前穂に単独行&玉砕したとき、
雨と霧とガスと寒さの稜線上で
夜通しリピートで聞いたスジバンの曲も
今となってはいい思い出だ。
あんときゃカセット時代だった。
今なら、壊れても平気な安もんのMP3に初音ミク入れまくりかなあ・・・