« ドリーム・マシン | メイン | 戦争中は“極楽”だった 記憶ファイル・村の1940年代 »

おもしろ日本史探訪

[ book ]

おもしろ日本史探訪
不思議な事件・
秘められたエピソード
おもしろ
日本史
探訪
南條範夫
廣済堂文庫
228ページ
1991/2/10 初版
¥427+税(古本¥210)
「歴史から拾った話」1957/6再建社 文庫化

★★★

さすが、おもしろい。

まえがき
第1章 大陸に文化を求めて <天使と后妃、遣唐使物語>
第2章 為朝の琉球征服説 <『保元物語』が伝える為朝物語>
第3章 戦国武将の表と裏 <将領の資格 戦国英雄と女性たち 大阪落城をめぐる二人の謀将>
第4章 花の大江戸太陽族 <遊侠の徒の社会的背景 幡髄院長兵衛・横死の真相 江戸時代の太陽族>
第5章 武士と刀と江戸の華 <武士のやりくり 本来の役割を失った日本刀 防火の先駆者>
第6章 三井高利と男谷下総守 <三井財閥の開祖高利 幕末の剣聖・男谷下総守>
第7章 孝明帝崩御と明治時代の幕開き <孝明帝暗殺説 明治の疑獄事件 明治時代の教育費>

時代小説を書くつもりで、雑書をあちこちひっくりかえしていると、いくらでも種は出てくるが、その中で、小説にしてしまうより事実をそのまま書いた方が面白そうなものも少なくない。(著者)
~裏表紙より

だが問題は、その教育の内容である。明治以来わが国政府のとった教育政策は、徹頭徹尾、忠君愛国主義、皇室中心主義、国家主義の鼓舞であり、権威に対する盲従と個人生活の精神的並びに物質的な抑圧の甘受とを目的とした。~
もって教育費の巨大 という単なる数字的事実が、必ずしも一国国民の文教的向上にとって、喜ぶべからざることを知るべきであろう。
 第7章 孝明帝崩御と明治時代の幕開き
  明治時代の教育費
  文盲率は世界でも最低だが…
  ~その教育内容を見ると より引用


>>おのれ筑前、我敗れたり
>>駿河城御前試合 <新装版>

>>武士道残酷物語
>>駿河城御前試合 上巻 下巻

About

2008年12月09日 00:19に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ドリーム・マシン」です。

次の投稿は「戦争中は“極楽”だった 記憶ファイル・村の1940年代」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。