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戦争中は“極楽”だった 記憶ファイル・村の1940年代

[ book ]

戦争中は極楽だった
木村哲人
第三書館
2003/8/1 初版発行
¥1,800+税
388ページ
筑波山麓の農村の内側から見た
あの[有事体制]の真実!!

★★★★

これは必読。

目次

第一章 「戦争中は“極楽”だった」
 そして戦争がはじまった
 村の出征兵士
 米軍飛行士は手を振った
 スパイと脱走兵
 「人焼き場」の悲しい幽霊
 買出し部隊
 子供たちの戦争
 疎開の少女
 B29が落ちた
 コックリさんに頼もう
 本土決戦と村人たち。村は空前の好景気
 敗戦と子供たち
 汚された教科書
 筑波よ、さようなら
 村の生活は百年変わらなかった
 家の格式を決める井戸、便所、風呂、電気

第二章 稲吉村「小坊ちゃ」の日々
 母ちゃんが狐になった
 汽車を見に来た兄妹
 狐の女房と河童の伝説
 化け猫と化けネズミ
 平和な村の生活
 村の選挙は忍術合戦
 薬売りと旅芸人
 村に芝居がやって来た
 キツネ使いの老人
 豆腐と祈祷師
 古代・性の祭礼
 おっぺし山の雀とり

第三章 吉川英治さんとの約束
 「君ならかけますよ。絶対書きなさい」
 吉川英治さんと叛乱計画

あとがき 深作欣二少年の見た地獄 2003年6月 木村哲人

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82、83ページ 「人焼き場」の悲しい幽霊
木村氏によるイラストもあり。

類書にない「戦時中」の描写は貴重。

>>報道班員従軍記
>>大岡昇平 戦争
>>陸に上がった軍艦
>>蟻の兵隊
>>関東軍 在満陸軍の独走
>>陸軍中野学校 終戦秘史
>>手塚治虫「戦争漫画」傑作選
>>731 ―石井四郎と細菌戦の闇を暴く―
>>枢密院議長の日記
>>
>>

>>テレビは真実を報道したか-ヤラセの映像論
>>テロ爆弾の系譜―バクダン製造者の告白―

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2008年12月11日 01:07に投稿されたエントリーのページです。

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