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葬られた夏 追跡下山事件

[ book ]

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諸永裕司
朝日文庫
2006/7/30 第1刷
¥800+税

2002/12
朝日新聞社刊
文庫化

★★

おもしろいけど、やや冗漫な印象がのこる。

実際の取材がいかにたいへんなものかがよくわかる。
とはいえ…

序章
第Ⅰ章 現場
第Ⅱ章 接点
第Ⅲ章 黒幕
第Ⅳ章 牽制
第Ⅴ章 布石
第Ⅵ章 秘密 …ガーゲット
第Ⅶ章 動機
第Ⅷ章 謀略
第Ⅸ章 対決 …松井
終章

あとがき
解説 柴田哲孝
参考文献・資料

斎藤茂男、森達也、彼(柴田哲孝)、Y氏(矢板)、加賀山之雄、佐藤栄作、ジャック・Y・キャノン中佐、延禎、李中煥、血抜きのS、平塚柾緒、関山義人、大原茂夫(警視庁捜査二課)、金井岩雄(捜査一課)、坂本智元(刑事部長)、長島フク、佐久間幾雄(元検事)、金沢清(検事)、ジョージ・ガーゲット、真木一英、ヘンリー大西、沢田美喜(エリザベス・サンダー・ホーム)、土山義雄(札幌CIC)、児玉直三(民同)、木暮栄寿(民同)、室伏憲吾(民同)、星加要(民同幹部)、小林初三(捜査二課)、田中清玄、佐藤一、鈴木市蔵、鎗水徹(読売記者)、H・O氏、村山祐太郎(鈴木金属社長)、安井謙(参院議員)、安井誠一郎(旧内務省OB)、田中栄一(警視総監)、片岡歌謌郎(鉄道弘済会)、堀木鎌三(鉄道弘済会)、宮崎清隆(鉄道弘済会)、大津正(佐藤栄作秘書)、ビクター松井

吉田茂、佐藤栄作、加賀山、Y(矢板)、ウィロビー、キャノン、松井・・・どう読んでもここらへんが怪しすぎる。

>>日本の地下人脈 戦後をつくった陰の男たち
>>完全版 下山事件 最後の証言
>>何も知らなかった日本人 戦後謀略事件の真相
>>松川事件 謎の累積
>>三鷹事件 1949年夏に何が起きたのか
>>下山事件 最後の証言
>>日本の黒い霧 上
>>謀殺下山事件
>>下山事件 シモヤマ・ケース

>>下山事件資料館
>>東京紅團●「下山事件」を歩く
>>

コメント (3)

手塚治虫の『奇子』を思い出します。あの中で描かれる下山事件は、もちろんフィクションも差し挟んでますけど、すごく説得力のあるものでした。わかりやすいし(笑)。

どっこい:

えっ~!『奇子』って表紙とタイトルで横溝もどきっぽい話かとスルーしてましたが、そうと知っては読まずにおれませんョ

マンガでは「下山」が「霜川」に変わってるけど、ウィロビーとかキャノン機関とかはそのまま出てきますね。

確かに横溝っぽいwとこもありますが、『奇子』は名作っすよ。ご一読を。

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2007年09月09日 15:22に投稿されたエントリーのページです。

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